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スーパーフォーミュラ初経験、欧州F3ランク3位のギュンター「初日としては完璧だった」

12/6(水) 19:20配信

motorsport.com 日本版

 スーパーフォーミュラの合同テスト・ルーキードライバーテストが鈴鹿サーキットで始まった。12月6日(水)と7日(木)の2日間にわたって、合計8時間の走行セッションが設けられている。

スーパーフォーミュラ合同テスト・ルーキードライバーテスト:フォトギャラリー

 その初日にSUNOCO Team LeMansの7号車を走らせたのは、マキシミリアン・ギュンターだった。ギュンターは今季のF3ヨーロッパ選手権でランド・ノリス、ジョエル・エリクソンに次ぐランキング3位。マカオF3でも決勝5位に入った若手有望株である。

「今日は1日、とても楽しめた。このマシンを経験するのは初めてだったから、学ぶことがたくさんあった。スピードレベルも良いところに持ってこれたし、チームの中でも一番速かった(総合15番手/22台中)し、ミディアムタイヤでもそうだった。だから、初日としては完璧だったと思う」

 そう初体験のスーパーフォーミュラについて印象を語った。

「鈴鹿サーキットはすごく良いコースだし、チャレンジング。本当に本当に速いコーナーもある。実際に走ってみて、好きなコースのひとつになった」

 ギュンターはドイツ人ドライバーだが、憧れのドライバーはフェルナンド・アロンソなのだという。

「ドイツにも素晴らしいドライバーはたくさんいる。でも、フェルナンド・アロンソが好きなんだ。レースでも予選でも速いし、ミスも少ない。経験もたくさんある。彼のようなドライバーになるのが、今後の目標だ」

 来季については「すべてがオープン」だと、未定であることを強調するギュンター。しかし、スーパーフォーミュラに参戦することも選択肢のひとつだと語る。

「僕はF3を2年間やった。だから上のカテゴリーに上がりたい。その選択肢の中には、当然スーパーフォーミュラもある。将来のことについてはまだ分からないけど、数週間のうちに決めることができると思う。でも、日本で走ることができたら素晴らしいね」

「F1に行くには、スーパーフォーミュラはとても役立つと思う。スーパーフォーミュラとF2は、F1に向けたベストな準備の場だ。ストフェル・バンドーンとピエール・ガスリーも、ここで良い準備をしてF1に旅立っていったから」

 スーパーフォーミュラはコーナリングスピードが非常に高いため、身体的には非常に厳しい要求がされる。これについて尋ねられたギュンターは、次のように答えた。

「体力的にはかなり良い感じだ。首も腕も問題ない。明日また乗れと言われても大丈夫だ」

 またギュンターは今回のテストの前には、アブダビでF2のテストを走ってきたばかり。両者の違いについて訊くと、次のように語った。

「F2の方がストレートは速い。でも、すべてのドライバーはコーナリングが速いクルマが好きなんだ。スーパーフォーミュラはダウンフォースがあってグリップが高い。だからこそいろんなドライバーが、ここで走りたいと思うのだろう」

 テストは明日も続くが、ギュンターの今回の走行機会は初日限りで終了。いち早くサーキットを後にするという。Team LeMansとしては今回のテストには来季に向けたドライバーオーディションという意味合いもあるようで、今回のパフォーマンスを見せたギュンターが同チームの来季シートを手にすることになるのか? 注目が集まる。

 なおTeam LeMansはテスト2日目に、7号車にはフェリックス・セラレスが、8号車には大嶋和也がそれぞれ乗りこむことになっている。

田中健一