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ジ軍が大谷と異例交渉 スター同席&二刀流ケア体制

12/6(水) 8:56配信

日刊スポーツ

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)=四竈衛】ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す日本ハム大谷翔平投手(23)の移籍交渉が本格的にスタートした。書類審査をパスした7球団のうち、今季のナ・リーグ西地区で5連覇を達成したドジャースと最下位に終わったジャイアンツが直接交渉したとみられる。ジ軍は世界一3度の名将ブルース・ボウチー監督(62)のほか、チームの看板バスター・ポージー捕手(30)が同席し「二刀流」へのサポートをアピールしたもようだ。

【写真】大谷との交渉に同席したポージー

 大谷との初交渉に臨んだジャイアンツは、まさに千両役者をそろえてプレゼンテーションを行った。NBCスポーツ(電子版)によると、午後からの会合にはベア最高経営責任者(CEO)をはじめ、サビーン社長、エバンスGM、ボウチー監督のほか、12年のナ・リーグMVPで球宴出場5回のスーパースター、ポージーが同席した。10年からの5年間で世界一に3度輝いた実績はもちろん、チーム哲学、育成方針などを熱心に伝えたとみられる。

 特に大谷が重要視する「二刀流」については、ジ軍を世界一に3度導き、人格者としても知られるボウチー監督を中心に独自のサポート体制を説明したようだ。同球団は指名打者制のないナ・リーグ西地区に所属するが、同監督は事前に地元メディアに「彼は特別な男だ。先発ができて、300~400打席立つことも期待できる」と、登板日以外に外野手としてスタメン起用する案を明かすなど二刀流に理解を示している。また、温厚な性格のチームリーダーのポージーは捕手、打者の両方の立場から助言したとみられる。

 5日(同6日)からはマリナーズ、カブス、レンジャーズ、エンゼルス、パドレスの残り5球団が順次「2次審査」となる直接交渉に臨む予定。今後の数日間で一気に進展する可能性もありそうだ。

 ◆バスター・ポージー 1987年3月27日、ジョージア州生まれ。08年ドラフト1巡目、全体5位でフロリダ州立大からジャイアンツに入団。09年にメジャーデビューし、10年に新人王、4年目の12年に打率3割3分6厘で首位打者とMVPを獲得。10、12、14年と3度の世界一に貢献し、今季は5度目の球宴に選出された。将来の殿堂入りは確実とされる。生真面目で知られ、投手陣の信頼が厚い。185センチ、97キロ。右投げ右打ち。

 ◆サンフランシスコ・ジャイアンツ 本拠地はカリフォルニア州サンフランシスコのAT&Tパーク(約4万2000人収容)。右翼側が湾と隣接し、場外本塁打の打球が海面に届く「スプラッシュ・ヒット」が有名。過去の日本選手は村上雅則、新庄剛志、藪恵壹、田中賢介、青木宣親。64勝98敗で地区最下位。

最終更新:12/6(水) 9:02
日刊スポーツ