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詩織さん性的暴行訴訟戦う「事実を述べ合う機会」

12/6(水) 9:59配信

日刊スポーツ

 元TBS記者の山口敬之氏(51)から性的暴行を受けたとして、ジャーナリスト伊藤詩織さん(28)が約1000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が5日、東京地裁(鈴木尚久裁判長)で行われた。山口氏側は出廷せず、答弁書で争う姿勢を示した。

【写真】「デートレイプドラッグを」インタビューに応じる詩織さん

 伊藤さんは閉廷後、取材に応じた。準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を出したが16年7月、東京地検が不起訴処分に。その後、検察審査会に不服を申し立てたが今年9月、不起訴相当の決議を受けたことについて「ともに理由が分からなかったが今回、初めてオープンな形で事実を述べ合う機会」と、公判に臨む意義を述べた。被告不在には「目を見て意見を伺いたかったが、怖さもあった」と振り返った。

 夏ごろ見た映画で山口氏に似た男性が登場した際、過呼吸になるパニック発作が出た。今回は助言を受け、自身が好きな風景や、信頼できる人の写真を防衛策として持参し、出廷した。

 伊藤さん側は15年4月、就職相談のため都内で山口氏と飲食した後、記憶をなくし、ホテルで乱暴されたと訴えている。同6月、山口氏への逮捕状が発行されたが、逮捕直前に取り下げられた後、捜査員から「警視庁幹部の指示」と説明を受けたという。不起訴不当を訴えた今年5月、「デートレイプドラッグを混入されたと思っている」と語っていた。

 伊藤さんは「裁判所命令でしかいただけなかった証拠、ホテルの防犯カメラの動画もいただけると約束した。それを待っている」と公判に期待。一方、山口氏は性的暴行を否定している。【三須一紀、太田皐介】

最終更新:12/6(水) 10:07
日刊スポーツ