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鋳物作りの流れ一目で 高岡銅器「魂の伝承」総合展

12/6(水) 15:33配信

北日本新聞

 高岡銅器の伝統技法に焦点を当てた「魂の伝承」展の総合展が6日、高岡市金屋町の市鋳物資料館で始まった。2015年から全6回シリーズで開いた企画展を振り返る内容で、さまざまな職人の手が加わり、一つの鋳物が出来上がる工程を紹介している。来年7月2日まで。

 「魂の伝承」展は、焼型(やきがた)鋳造、双型(そうがた)鋳造、蝋型(ろうがた)鋳造、仕上げ、彫金、着色の6テーマで4カ月ずつ開催。各回ごとに作家2、3人の作品を展示し、製作過程や技法を図解パネルで詳しく紹介した。着色では色見本の金属板を並べ、金属の表面を化学的に腐食させる発色技法を説明した。

 展示品は作家や個人の所有物が多く、普段は公開されていない逸品を見ようと、テーマが変わる度に来館するリピーターの姿があったという。

 総合展では、2年間にわたる企画展を総括するため、各技法を象徴する代表的な作品を集めた。棚田義宏館長(73)は「鋳物作りの流れが一目で分かる構成になっている。脈々と受け継がれてきた技を多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 問い合わせは市鋳物資料館、電話0766(28)6088。火曜休館。

北日本新聞社

最終更新:12/6(水) 19:10
北日本新聞