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小矢部のわら製の牛視察 湯布院の祭り関係者

12/6(水) 18:54配信

北日本新聞

 大分県湯布院町で開催されている五穀豊穣(ほうじょう)を祈る蝗攘祭(こうじょうさい)の関係者が6日、小矢部市を訪れた。平家方の武将の斎藤実盛にちなんだ祭りは生きた牛が街中を練り歩くのが見せ場だが、ことしは韓国で発生した家畜伝染病・口蹄疫の影響で休止を余儀なくされた。今後、別の方法で祭りを盛り上げられないかと、メルヘンおやべ源平火牛まつりで使うわら製の牛を見学した。関係者は「祭りの火を消したくない。小矢部でわら製の牛を2、3頭作ってもらい、来年度の祭りから行列を実施したい」と話し、小矢部の関係者は「正式な要請があれば検討したい」と前向きに協力する考えを示した。

 8月15日に行われる蝗攘祭は虫追い行事を再現したもので、乗っていた馬が稲株につまずいたことで源氏の兵に討たれた実盛の怨念が害虫となって稲を食い荒らした言い伝えにちなむ。実盛に見立てたわら人形を載せた牛約10頭が練り歩いた後、人形を燃やし霊を慰め豊作を祈っている。

 湯布院町肉用牛振興会長で祭り実行委員の河野浩二さん(63)ら4人が訪れ、津沢地区の倉庫で保管されている火牛を見学。火牛まつり実行委員の話を聞き、市役所では火牛の作り方の映像を見た。

 河野さんは30年以上続く行列の休止を残念がる住民も多いとし「プラスチックの牛などもあるが絵にならない。小矢部の牛は素朴な味がある。祭りに光が見えた」と話し、実行委員会で早急にわら製の牛の使用を検討するとした。火牛まつり実行委の屋敷吉信さん(55)は「源平と牛のつながりで湯布院町との交流につながれば。ぜひ協力したい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:12/6(水) 21:05
北日本新聞