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厳しい現実に直面する選手も…過去5年で最多8人獲得の巨人、FA補強の結果は?

12/6(水) 17:46配信

Full-Count

今季は7選手がFA権を行使、増井のオリックス、大和のDeNA入りも決定

 すっかりシーズンオフとなったプロ野球界。この師走の話題となると、ポスティングによるメジャー挑戦を表明した日本ハム・大谷翔平の行方であったり、選手の契約更改、各球団の補強、そしてFA権を行使した選手たちの動向といったところになるだろう。ここで注目したいのは、そのFA権を行使した選手たちだ。

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 おさらいすると、「国内FA権」は国内球団と自由に契約できる選手の権利。取得には、2006年以前に入団した選手は8年(通算1160日)、2007年以降にドラフト入団した高校生は8年、大学生・社会人は7年(通算1015日)の1軍登録日数が必要となる。国内外問わず他球団と契約できる海外FA権は全選手9年(通算1305日)を要すると決められている。

 今オフはソフトバンクの鶴岡慎也捕手、オリックスの平野佳寿投手、日本ハムの大野奨太捕手、増井浩俊投手、ロッテの涌井秀章投手、西武の野上亮磨投手、阪神の大和内野手と7人の選手がFA権を行使した。このうち平野佳寿と涌井秀章はメジャー挑戦を前提とした権利行使で、残る5人は国内他球団への移籍となる見込み。すでに増井がオリックス、大和がDeNA、そして野上が巨人へと移籍することが決定した。

 長らくチームの一線級で活躍をしてきた選手の権利と言えるFA権。ほとんどの場合が、好条件を提示されるなどして三顧の礼で新天地に迎え入れられる。では、移籍した後、その条件に見合うだけの活躍を見せているのか? それを振り返ってみたい。

過去5年で巨人は12球団最多の8選手を獲得

 2012年から2016年の過去5年間でFA権を行使し、国内他球団に移籍した選手は全部で25人いる(宣言残留、MLB挑戦は除く)。同一リーグでの移籍は14選手、セ・リーグ→パ・リーグは3選手、パ・リーグ→セ・リーグが8選手となっており、巨人への移籍は12球団の中で最も多い8選手となっている。

 そこで、移籍先をセ・リーグ(巨人を除く)、パ・リーグ、巨人の3回に分けて、FA権を行使して国内他球団へ移籍した選手の移籍前後の成績を見てみよう。まず今回は巨人へと移籍した選手たちだ。(※金額は推定)

【2012年】
○FAによる獲得選手なし

【2013年】
○片岡治大(西武)今季限りで現役引退
2012(西):52試合204打数46安打2本塁打19打点8盗塁 .225
2013(西):72試合259打数75安打4本塁打32打点9盗塁 .290
2014(巨):126試合429打数108安打6本塁打32打点24盗塁 .252
2015(巨):113試合348打数85安打10本塁打36打点21盗塁 .244
2016(巨):32試合81打数18安打2本塁打4打点4盗塁 .222
2017(巨):1軍出場無し

 2013年オフに権利を行使し、総額3億5000万円の2年契約で移籍。1年目の2014年は126試合に出場し規定打席にも到達したが、打率.252と振るわなかった。2年目の2015年に通算300盗塁を達成したが、怪我や不調で前年から数字を落とすことに。3年目以降も故障に悩まされ、今季は1軍出場のないまま、今季限りで現役を引退。2軍内野守備走塁コーチに就任する。

○大竹寛(広島)
2012(広):24試合11勝5敗 144回2/3 144安打85奪三振 2.36
2013(広):25試合10勝10敗 163回 152安打100奪三振 3.37
2014(巨):22試合9勝6敗 129回 127安打79奪三振 3.98
2015(巨):11試合3勝4敗 56回 56安打35奪三振 3.21
2016(巨):17試合6勝6敗 91回1/3 91安打71奪三振 3.55
2017(巨):13試合4勝4敗 69回 75安打50奪三振 5.09

 2年連続2桁勝利を達成した2013年のオフに3年総額5億円で巨人へ移籍。1年目の2014年は、9月に右肩を痛めて離脱したものの、22試合に投げて9勝をマーク。だが、2年目は不振に喘ぎ、わずか3勝とまり。2016年も怪我で出遅れて6勝に終わった。今季も4勝にとどまり、移籍後4年で2桁勝利から遠ざかっている。

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最終更新:12/6(水) 19:48
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