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春節へころ柿6千個 JA志賀、加工始まる

2017/12/6(水) 2:06配信

北國新聞社

 志賀町特産の干し柿「能登志賀ころ柿」を台湾や香港など中華圏の旧正月「春節」に合わせて出荷するため、柿を加工する作業が今月から町内で始まった。春節需要の獲得を狙い、JA志賀が今季から国内向けとは別に、海外向けの生産、出荷日程を新設した。参加する農家は20数軒で、収穫後にいったん貯蔵しておいた最勝柿(さいしょうがき)約6千個を加工して年明けに出荷する。

 志賀町安津見西山の町農産物加工センターで5日、輸出向けのころ柿作りが行われ、果実の皮むきや、糸で結んだ実をたけざおにつるす作業が進められた。センターでは約1カ月かけ、約3千個が加工される。今季はさらに、農家二十数軒がそれぞれ自宅の作業場などで計約3千個を生産する。

 ころ柿生産は毎年、11月ごろに始まる。年内は主に年末年始の贈答用として国内市場で人気が高く、年明けから市場でストックした製品が輸出されていた。

 JA志賀は、台湾をはじめ中華圏の需要が高まる春節に合わせて高い品質の柿を出荷できるよう、輸出向けは果実をいったん貯蔵し、国内向けより生産時期をずらすことにした。これにより、ころ柿の特長である深いあめ色と柔らかさを維持したまま、干し柿の需要が高い中華圏での売り込みができる。

 能登志賀ころ柿は昨年10月、希少な名産品として国の地理的表示保護制度(GI)に登録された。JA志賀が来年2月の春節に向け、台湾でのプロモーション活動を計画するなど、国内外で市場価値を高める取り組みが進む。担い手支援室長の土田茂樹さん(45)は「輸出を増やし、農家の所得向上につなげたい」と話している。

北國新聞社

最終更新:2017/12/6(水) 2:06
北國新聞社