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JDI能美工場に700億円 JOLED方針

12/6(水) 2:01配信

北國新聞社

 ジャパンディスプレイ(JDI)の関連会社で次世代の有機ELパネルを手掛けるJOLED(ジェイオーレッド)は、年内で生産を停止するJDI能美工場(能美市)を引き継ぎ、約700億円を投資する方針を固めた。2019年初頭をめどに中型有機ELパネルの生産ラインを導入し、同年末に量産を始める。来年3月末までに約1千億円の第三者割当増資を実施し、生産拡大に充てる。

 5日、東京都内で開いた事業説明会で田窪米治最高技術責任者(CTO)が明らかにした。

 調達した約1千億円の3分の2を能美工場に投資し、中型有機ELパネルの生産規模を現在の10倍程度に引き上げる。残りは運転資金に充てる。増資引き受けについて国内外の装置メーカーや材料メーカーなどと交渉している。

 現在の生産拠点であるJDI石川工場(川北町)の生産能力は月2千枚程度。中型有機ELパネル事業を軌道に乗せるにはさらなる量産化が必須と判断した。

 JOLEDは5日、石川工場から中型有機ELパネルの製品出荷を開始した。21・6型4Kのパネルで、ソニーが医療用モニターに使用する。

 先行する韓国企業の生産方式に比べ、最大3割コストを削減できる「印刷方式」を採用しており、田窪氏は「世界初となる方式を確立できた。できる限り早く(能美工場への)投資をスタートしたい」と述べた。

 JOLEDはソニーとパナソニックの有機EL開発部門が母体となり、官民ファンドの産業革新機構の出資を受けて15年1月に発足した。

北國新聞社

最終更新:12/6(水) 2:01
北國新聞社