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宮島醤油(唐津市)、石油使わぬ企業へ 主力工場に省エネ設備

2017/12/6(水) 16:21配信

佐賀新聞

 唐津市の宮島醤油(宮島清一社長)は、中瀬通にある主力の妙見工場を、経済産業省の支援事業を使ってエネルギー効率を高め、環境に配慮した先進工場に更新する。順次、設備を切り替え、来年1月末までに完了する。

 これまで妙見工場で使用する電力は、九州電力からの購入とA重油使用の自家発電でまかなっていた。この自家発電を液化天然ガス(LNG)使用の設備に更新する。煮炊き用のボイラー燃料は2013年にLNGに切り替え済みで、今回の設備投資で本社工場(唐津市船宮町)と宇都宮工場(栃木県)も含め、全社で石油をほどんど使わない企業になる。

 また、新設備の排熱を空調や煮炊きに利用する。妙見工場の使用エネルギーは原油換算で15・6%減になり、二酸化炭素(CO2)排出量は3割削減できるという。地球温暖化の原因とされる冷媒の使用も止める。

 オリックスが設備投資し、宮島醤油がリース料を支払う。投資総額は4億300万円。このうち1億3400万円は経産省「エネルギー使用合理化等事業者支援事業」の補助を受ける。

 宮島社長は「エネルギーの調達環境が厳しい日本では、企業がいかに効率的にエネルギーを使うかは大事なこと。こうした取り組みが増えるのを期待している」と語った。本年度は県内4社が同事業に採択され、投資額は宮島醤油が一番大きい。

最終更新:2017/12/6(水) 16:21
佐賀新聞