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祝日「敬老の日」提唱の恩人を思い 故郷に5千万円寄付 兵庫・多可町出身の男性

12/7(木) 7:30配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県多可町出身の白川良一さん(80)=神戸市中央区=がこのほど、同町に「福祉に役立ててもらいたい」と5千万円を寄付し、5日、吉田一四町長から感謝状を受けた。町は寄付金で「白川教育生活支援基金」を設置し、町民の生活向上に役立てる。

 白川さんは中町南小学校、中町中学校卒。実家が貧しかったため高校進学を諦めていたというが、「敬老の日」の提唱者として知られる元八千代町長の故門脇政夫さん(1911~2010年)が、足の速かった白川さんを見込んで支援を申し出て、西脇高校への進学がかなった。「夢みたいな話だった。門脇さんへの恩は忘れたことはない」と感謝する。

 卒業後、家電メーカーを経て神戸市内で電機会社を起業。寄付金は、15年ほど前に引退するまでに働いてためたお金という。「私の一生も間もなく終わる。お金を持っていても仕方がないしね。(寄付金は)福祉に役立ててもらいたいけど、自由に使って」と話していた。(長嶺麻子)

最終更新:12/7(木) 7:57
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