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遺族、元米軍属に賠償要求 沖縄女性暴行殺人 被告は棄却求める

12/7(木) 6:00配信

琉球新報

 2016年4月に沖縄県で発生した米軍属女性暴行殺人事件で、被害者の遺族が損害賠償命令制度に基づき被告に損害賠償を求めた第1回審理が6日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)で開かれた。1日に殺人などの罪で無期懲役の判決を受けた元海兵隊員で事件当時軍属のケネス・フランクリン・シンザト(旧姓ガドソン)被告(33)は答弁書で請求棄却を求めた。


 遺族側は那覇地裁による賠償命令が決定した場合、即時に日米両政府に補償を求める方針だが、日米地位協定に詳しい弁護士によると、米軍の直接雇用でないことなどから補償されない可能性があるという。

 損害賠償命令制度は犯罪被害者の保護や支援のため2008年から始まった。殺人や傷害などの刑事事件を担当した裁判所が引き続き被害者側による損害賠償請求を審理する訴訟手続きで、有罪判決後直ちに開始される。

 申し立ては10月27日付。遺族の代理人弁護士によると、次回来年1月31日で決定が出る可能性がある。

 那覇地裁は1日、ケネス被告に求刑通り無期懲役を言い渡した。ケネス被告は6日現在、控訴していない。

琉球新報社

最終更新:12/7(木) 10:25
琉球新報