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【ベトナム】枯れ葉剤被害者を支援、日本が8.5万ドル供与

12/7(木) 11:30配信

NNA

 ハノイの駐ベトナム日本大使公邸で5日、日本政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力「ベトナム枯葉剤被害者協会社会保護センター機材整備計画」の署名式が開催された。供与金額は8万5,068米ドル(約954万円)。
 ベトナム枯葉剤被害者協会(VAVA)がハノイ市バビ郡で運営する社会保護センターにおいて、枯れ葉剤解毒療法を実施する治療センターに医療機器を、職業リハビリテーションセンターにミシンやコンピューターなど職業訓練関連機材をそれぞれ供与する。同センターが対象とするベトナム北部29省の枯れ葉剤被害者とその子どもたちの健康向上と社会的自立を促進する。
 同案件は、ベトナムのグエン・スアン・フック首相が、今年6月に公式実務訪問賓客として訪日した際に発出された「日本とベトナムの広範な戦略的パートナーシップの深化に関する共同声明」に掲げられている「ダイオキシン等の戦争被害の克服における協力」に当たる。
 1961年から71年にかけて米軍により散布された枯れ葉剤の被害は、枯れ葉剤を浴びた世代の孫世代である第3世代のみならず、ひ孫世代の第4世代への影響も確認され始めている。世界保健機関(WHO)によると、枯れ葉剤に起因する病気を持つベトナム人は480万人に上り、うち70万人が子どもとされる。また、知的発達の遅れや視聴覚、その他の障害を持つ子どもは15万人おり、うち53%が貧困ライン以下の生活を送っているとみられている。

最終更新:12/7(木) 11:30
NNA