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日産とDeNAの配車サービスが一般向け実証実験、無人運転車投入は次のフェーズで

12/7(木) 6:25配信

MONOist

 日産自動車とディー・エヌ・エー(DeNA)は2017年12月5日、横浜市みなとみらい地区において共同開発した配車サービス「Easy Ride(イージーライド)」の実証実験を行うと発表した。

イージーライドで利用するスマートフォンアプリのイメージ

 実証実験には一般のモニターに参加してもらい、2018年3月5~18日の2週間で実施する。車両は電気自動車「リーフ」の先代モデルをベースとした自動運転車で、運転席には人が座る。走行するのは、あらかじめ設定されたルートとなる。モニターは、スマートフォンのアプリを通じて行きたい場所の設定や配車の予約を行う。

 2020年代の早期に、無人運転も含めた本格的なサービスを開始する計画だ。アプリで目的地の設定、配車、支払いを完結できるようにし、ルートや行き先も自由に選択できるようにする。また、日産自動車とDeNAが共同開発している遠隔管制システムにより、無人運転でも安心して利用できるようにしていく。訪日外国人の利用も視野に入れ、多言語対応も進める。これにより、既存の交通サービスを補完しながら自由な移動を提供する。

 本格的なサービス開始に向けたロードマップの中で、今回の実証実験はフェーズ1となる。次のフェーズ2では、「限定環境」でのサービス提供を挙げる。限定環境としては、歩行者が立ち入らないなど、無人運転車が走行できるよう法律と道路の両面で整備された状況を想定する。

 日産自動車とDeNAは2017年1月、新たな交通サービスのプラットフォームを共同開発すると発表。プラットフォームには、実験車両やスマートフォン向けのアプリ、遠隔管制システムが含まれる。2017年は日本国内での技術的な実証実験に取り組んだ。

●愛知県で無人運転車が走る

 無人運転車を公道で走行させる“日本初”の取り組みは、愛知県が先んじた。2017年12月14日に愛知県やアイサンテクノロジー、ティアフォーが実施主体となって、愛知県額田郡幸田町の町民会館の周囲0.7kmで無人運転車を走行させる。走行速度は時速15km以下とする。事前に作成した高精度地図を用い、ライダー(LiDAR:Light Detection and Ranging)で周囲を監視しながら走行する予定だ。緊急時は車外から遠隔操作で車両を停止させる。

 警視庁は2017年6月、遠隔型自動運転システムの公道試験に関するガイドラインを策定。愛知県は、このガイドラインに沿った実証実験は日本初だとしている。

最終更新:12/7(木) 6:25
MONOist