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【台湾】オルトプラス、楽陞との資本提携解除を協議へ

2017/12/7(木) 11:30配信

NNA

 ソーシャルゲームの企画、開発、運営を手掛けるオルトプラス(東京都渋谷区)は5日、オンラインゲームの開発を手掛ける楽陞科技(Xペック・エンターテインメント)との業務資本提携の解除に関する交渉を開始すると発表した。楽陞が、保有するオルトプラス株の一部をオルトプラスに無断で売却したことが発覚。オルトプラスは楽陞の契約違反行為を問題視し、提携解除に向けて協議していく方針を示した。
 両社は2016年4月、協働によるシナジー効果を狙って資本業務提携を発表。楽陞はオルトプラスの株式19.94%に当たる109万4,240株を取得し、筆頭株主となった。
 楽陞の許金龍・前董事長は17年1月、自社の株式公開買い付け(TOB)や他社への投資に絡む不正行為で、台湾台北地方院検察署(台北地検)から「証券交易法(証交法、証券取引法)」違反などの罪で起訴され、懲役30年を求刑された。楽陞はその後も新たな経営陣が選任されていない状況が続いている。
 オルトプラスは許氏の逮捕および起訴、楽陞の上場廃止といった一連の動きと並行して専門家と協議を重ね、これらの事象が提携関係に影響を与えることはないと踏んでいた。だが、楽陞が保有するオルトプラスの株式22万株を無断で売却したことから、資本提携の解除を決断。楽陞が保有する残りの株式についても、オルトプラスが指定する第三者への譲渡実現に向けて交渉していく考えだ。
 許氏の逮捕以来、経営悪化が伝えられる楽陞をめぐっては、同業の紅心辣椒娯楽科技(カイエン・エンターテインメント・テクノロジー)が、楽陞の手掛ける人気ゲーム「真・三國無双 斬」の研究開発チームと開発ライセンスの買収に動いているとも報じられている。

最終更新:2017/12/7(木) 11:30
NNA