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開校140年記念、農牧学校資料館オープン 京都・京丹波

12/7(木) 11:50配信

京都新聞

 須知高(京都府京丹波町豊田)の前身である京都府農牧学校の主任教員だったジェームズ・オースティン・ウィード(1835年~没年不明)の業績を伝える「京都府農牧学校資料館」が9日、同高にオープンする。資料収集などにあたっていた生徒や卒業生たちが6日、展示物を運び入れた。
 府農牧学校は、札幌農学校(現北海道大)、駒場農学校(現東京大)と並ぶ三大農業教育発祥の地。ウィードは米国人農業技師で、1876(明治9)年、農牧学校の開校と同時に赴任した。3年前に須知高の生徒有志が研究班を立ち上げ、功績や農牧学校について調べてきた。
 今年は農牧学校の開校から140年の節目の年でもあり、研究班や創立記念事業実行委員会の農牧学校部会、住民らで組織する京丹波ウィードの森の会が協力し、校内の一室を改装して資料館の整備を進めてきた。
 この日は、農牧学校で使われていた明治時代の米国製農具や教科書など同高が所有する資料のほか、府立京都学・歴彩館(京都市左京区)が所蔵する農牧学校関連の古文書、同志社大創設者の新島襄の依頼で、札幌農学校初代教頭W・S・クラークがウィードの後任探しに協力した手紙の複製など21点を並べた。
 一般にも公開する予定で、ウィード研究班の2年生東麻衣さん(17)は「先輩から引き継いだ研究成果が形になってうれしい。資料を間近で見て、多くの人に地域の歴史を知ってほしい」と願う。
 実行委や同高同窓会のメンバー約10人は同日、開校140周年を記念し、ウィードが当時、農牧学校に植樹した樹木でもあるアカシアの若木を、正門があった場所に植樹した。

最終更新:12/7(木) 11:50
京都新聞