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ブルーシート、トートバッグに 熊本地震で被災家屋の雨よけなどに使用

12/7(木) 7:55配信

産経新聞

 熊本市の復興支援団体「ブリッジクマモト」は、昨年4月の熊本地震で被災家屋の雨よけなどに使ったブルーシートを、トートバッグに再利用している。売り上げの一部は寄付する。代表理事の佐藤勝昭氏(39)は「購入者の防災意識を高めるきっかけにもなれば良い」と語った。

 バッグは高さ30センチ、幅33センチ、奥行き15センチ。均一ではない傷や汚れの付き具合も、味わいの一つ。復興の「種」にとの願いを込めて「ブルーシード(種)」と名付けた。昨年11月に発売し、今年9月までに約1100個が売れた。

 生地は、被災家屋の修繕が終わり、お役御免となったシート。自治体や建設会社などから譲り受け、ブリッジクマモトのメンバーらが洗い、大分県の縫製会社がバッグに仕立てている。

 佐藤氏の本職はデザイナー。熊本県天草市の実家で熊本地震に遭い、中学校で避難生活を送った。災害ボランティア活動を通じて「デザインの力を復興に役立てられないか」と考え、昨年5月ごろ、仲間に呼び掛けて団体を設立した。

 その後、東日本大震災の津波により泥まみれになった大漁旗を使い、装飾品を作る取り組みを知り、バッグ作りを思いついた。

 佐藤氏は「地震の痛々しさを残したバッグに、前向きなメッセージを託したい」と語った。1個4212円。ブリッジクマモトのホームページで注文を受け付け、入荷でき次第、発送する。

最終更新:12/7(木) 7:55
産経新聞