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青山通り沿い「エイベックス」新社屋完成 スタジオやコワーキングスペースも /東京

12/7(木) 14:05配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 表参道エリアの青山通り沿いに新たなエイベックスビル(港区南青山3)が完成した。(シブヤ経済新聞)

フリーアドレスを導入している執務フロア

 1980(昭和55)年に竣工した建物を使っていた旧社屋。エイベックスは今後の耐震改修工事費やセキュリティー面などを考慮し建て替えを決め、2014年10月から解体に着手し、今年9月に新社屋が完工。建て替え中は本社を六本木に仮移転しており、社員は今年10月下旬から順次、新社屋に引っ越しを始めていた。

 敷地面積は約5065平方メートル。地下2階~地上18階(別途塔屋1階)で、延べ床面積は約28344平方メートル。ビルの高さは約101メートル。建築設計・施工は大林組(港区)、地上1階~5階と17階のプロデュースはトランジットジェネラルオフィス(南青山3)、6階~16階の内装・設計・施工は岡村製作所(横浜市西区)、随所のグラフィックやアートはクリエーティブアソシエーションCEKAI(世田谷区)が、それぞれ担当している。

 フロア構成は、地上2階=レセプション、コワーキングスペース、同3階=会議室、同4階・5階=スタジオ、同6階~1階=執務フロア、同16階=役員会議室同17階=社員食堂。地下には駐車場を整備し、今後地上1階にはセブン-イレブンやクリニック、外部の保育園がオープンする予定。

 計画当初の4年前は「ごく一般的なオフィスビル」の設計だったという新社屋。昨今の働き方改革がうたわれるようになり、同社内でも構造改革を進めていたことから、「新しい働き方を提案できる」オフィスに計画を変更。「コミュニケーション・コラボレーションが生まれる」ことや、「エンターテインメント企業ならでは」の設備などをテーマにデザイン・設計した。

 2階の受付には、デザイン・設計事務所DAIKEI MILLS(目黒区)が設計したエイベックスのロゴをかたどった高さ3.5メートルの立体カウンターを設置。受け付けスタッフのユニホームはIN DESIGN LAB(神南1)が担当した。同フロアのコワーキングスペース「avex EYE」(100席)は会員制で入居には審査があるが、同社が今後協業などを見据える個人や企業などの利用を促す。3階の会議室フロア「THE SESSION」は6人~12人用で11室を用意。フロア内には来年初旬、過去に同社所属のアーティストらが受賞したトロフィーなどを展示する「HALL OF FAME」が完成予定。

 4階・5階は来夏完成予定で、特待生用のダンススタジオ、撮影スタジオ、所属アーティストのレコーディングスタジオなど「エンターテインメント企業ならでは」の設備を用意。社屋内にあることで、社員とアーティストらのコミュニケーション創出を図る。

 執務フロアは社員同士のコミュニケーション促進を図りフリーアドレスを導入。席数は1680席を用意。グループ従業員数は1455人(3月31日現在)で、グループ会社のほとんどの社員が勤務しているが、セキュリティーが必要な部門などは別のオフィスで働いている。各階のフロア中央には長いデスクを配置しているが、「cool」「fun」など各階異なるデザインテーマで仕上げている。10階には、集中して作業したい人向けに1人用の席を、11階には説明会などを開けるエリアやソファなどを置いたリラックスエリアなども用意した。ホワイトボード素材の壁面や、外壁が黒板素材になっているクローゼットなど、随所にもこだわる。各階のエントランスには「顔認証システム」を取り入れた。

 社員食堂「THE CANTEEN」には290席を用意。3面ガラス張りの開放的な空間で、「Lodge by The Sea」をテーマにアメリカの西海岸をイメージ。木目を基調に屋外で使う家具を採用するなどし、海沿いのロッジやホテルのアウトテラス、半個室などさまざまな雰囲気の席を用意。プロジェクターも完備している。

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