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民放テレビクルー冬巡業閉め出し 相撲協会怒らせたジャージー批判

12/7(木) 16:38配信

東スポWeb

 大相撲の元横綱日馬富士(33)の暴行問題で6日、新たな波紋が広がった。福岡・直方市で行われた冬巡業で、会場の体育館内から民放局のテレビカメラが閉め出される事態が発生した。日本相撲協会は前日5日、一部民放局と見られる報道に抗議する内容の書面を各報道機関に送付したばかり。この日の“閉め出し”は相撲協会ではなく、勧進元(興行主)の判断によるものだ。

 その理由は民放テレビ局に行き過ぎた取材行為があったからだという。この日の各局の中継は巡業会場の外からのリポートに終始した。実際、テレビカメラによる撮影が許可されていた長崎県の大村市や五島市の巡業で、一部の民放局はやりたい放題。その最たるものが、横綱白鵬(32=宮城野)の巡業中のジャージー姿を某情報番組が批判的に取り上げたことだ。

 そもそも、力士が着物の着用を義務づけられているのは移動・外出時や公式行事への参加などに限られる。巡業の支度部屋は力士がくつろぐ場所であり、ジャージーなど楽な服装で過ごすことが一般的だ。その姿でファンの前を通って風呂場やトイレに向かうことも許容範囲。現に、協会内では白鵬の服装は全く問題視されていない。

 某情報番組ではジャージー姿に疑問を投げかけるばかりか、そのデザインにまで言いがかりのような批判を加えている。そのような“誤情報”に対して、肯定的な意見を述べるコメンテーターの存在も協会側は問題視。協会幹部は「何も知らないくせに、いい加減なことを言うな。黙らせろ!」と激怒している。一方、暴行問題の被害者で冬巡業を休場中の幕内貴ノ岩(27)の診断書はこの日も提出されなかった。前日に文書で提出を求めた日本相撲協会の八角理事長(54=元横綱北勝海)は「とにかく貴ノ岩の体調が心配だ。師匠(貴乃花親方=元横綱)によると相当具合が悪いという。元気でいてくれればいいが、どう悪化しているか分からない」と案じたが…。

 日馬富士の問題が解決したとしても、角界と民放局、貴乃花親方の間に大きなしこりを残すことになりそうだ。

最終更新:12/7(木) 16:38
東スポWeb