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若虎よ社会貢献しましょう!阪神・揚塩社長命令、夢と希望与える選手になれ

12/7(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 阪神・揚塩健治新球団社長(57)が6日、西宮市内で行われた新人研修会で、大山悠輔内野手(23)ら2017年入団のルーキーを前に講演。「1年目から社会貢献して下さい。もし、先輩に『10年早い』と言われたら、社長からの強い希望です、と言えばいい」といきなりの社長命令を発した。世のため、人のため、夢と希望を与えるプロ野球選手になれ!! いい話です。

 揚塩新社長が9人の若虎に優しく語りかけた。

 「若林忠志さんを知っていますか?」

 研修会の参加選手全員がうなずく。講演後に「球団の教育が行き届いてましたね」と満足に笑った社長。だが…。

 「ロベルト・クレメンテを知ってますか?」

 誰も知らなかった。即座に指令だ。「スマホでチェックしなさい!」。ちょっぴり残念だった。

 球史に残る偉人の名前を挙げながら、新社長が要望したのはズバリ、社会貢献だ。世のため、人のために-。

 「何百万円使えとは言いません。最初はごくわずかでいい。オフに戻った実家の近くでも、高校でも、大学でも、自主トレ施設でもいい。家族でも親戚でもいい。オフの半日でもいい。2時間でもいい」

 野球教室でもいい、母校へのあいさつでもいい、老人ホーム訪問なんて最高だ。まず一歩を踏み出しましょう。言いたかったのはそこ。

 「プロ野球選手は夢と希望を与える立場。そういう職に就いたのだから、恥ずかしがる必要はない。1年目からなら、スタートも切りやすいでしょう」

 社会貢献は何百万円、何千万円の寄付をするスーパースターだけのものではない。阪神の選手には、1年目から関わってもらいたい。そのためなら、と葵のご紋ならぬ、「社長」の威光も持ち出す。

 「10年早いとか言ってる先輩がいるかもしれません。その時は言って下さい。『社長からの強い希望です』と。私の強い希望なんです」

 ゴチャゴチャ言ってくる輩には、「揚塩」の名前を出して、蹴散らしてくれればいい…。そんな思いに至った本音を、講演後に口にした。

 「自分のモチベーションにもつながるはず。(社会貢献を)長く続けた方は、人の道から外れることができない。恥ずかしい人生は送れないはず」

 今オフ、大山が、小野が、才木が、どんな社会貢献をして来春に戻ってくるか。揚塩社長も楽しみに待っている。