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岸田氏「外交政策研究会」立ち上げ ポスト安倍、発信力強化

12/7(木) 7:55配信

産経新聞

 自民党の岸田文雄政調会長は6日、自身が主宰する「外交政策研究会」の初会合を党本部で開いた。第2次安倍晋三政権発足から約4年8カ月間務めた外相時代の経験を若手議員らに伝えるのが狙いで、7日には2050年の国家像を描く政調会長の諮問機関「未来戦略研究会」も立ち上げる。「ポスト安倍」の有力候補とされる岸田氏としては、2つの研究会を通じて発信力を高めたい考えだ。

 外交政策研の初会合には岸田氏が会長を務める岸田派に限らず党内各派から出席者が集まり、岸信夫元外務副大臣や武井俊輔元外務大臣政務官ら約20人が出席した。岸田氏は「外交についてともに考えたい。人間関係を大事にして意味のある会を進めたい」と述べ、日中関係改善に向けた外相時代の苦労話などを披露した。

 岸田氏は外相時代、慰安婦問題に関する平成27年の日韓合意や昨年のオバマ前米大統領の広島訪問など実績を積み重ねてきた。一方で、パフォーマンスが苦手な岸田氏は「アピール下手」(側近)との評判がつきまとう。後任の河野太郎外相が存在感を高める中、岸田派内では来年秋の総裁選もにらみ、危機感を募らせていた。

 岸田氏は会合後、次期総裁選への対応について、記者団に「今はまったく考えていない」とけむに巻いた。ただ、「政治についてじっくりと考えられるような新年を迎えたい。そんなにいつまでもゆっくりはできないと思っている」と意欲をにじませた。

 7日に立ち上げる未来戦略研では、将来の人口構造や人工知能(AI)の普及などを踏まえ、2050年の日本のあるべき姿を検討し、「岸田カラー」を打ち出したい考えだ。(長嶋雅子)

最終更新:12/7(木) 8:22
産経新聞