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阪神・岩田「1型糖尿病の研究に役立ってほしい」第19回ゴールデンスピリット賞表彰式

12/7(木) 12:13配信

スポーツ報知

 プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」の第19回表彰式が7日、都内のホテルで行われ阪神・岩田稔投手(34)が表彰された。

 報知新聞社・丸山伸一代表取締役社長からトロフィーを受け長嶋茂雄巨人軍名誉監督から祝福された岩田は「素直にすごくうれしいです。どういう形で協力できるか分からないが、(基金もできるので)1型糖尿病の研究に役立ってほしい」と話した。

 大阪桐蔭高2年時に発症した1型糖尿病患者で、09年から毎年、1勝につき10万円を「研究基金」に寄付。患者と家族を球場に招待してきた。インスリン注射を打ちながらマウンドに立ち続ける勝負根性と、闘病患者に優しく寄り添う姿勢も高く評価された。

 09年シーズンから1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付。糖尿病患者の慰問や球場招待にも尽力。自身と同じ病気を抱える患者に寄り添ってきた真摯(しんし)な思いが、この日の表彰となった。

 表彰式には長嶋 茂雄 読売巨人軍終身名誉監督、 ノンフィクション作家の佐山 和夫氏、三屋 裕子 日本バスケットボール協会会長、熊崎 勝彦 NPBプロ野球コミッショナー顧問、トロフィーを制作した絹谷幸二東京芸術大学名誉教授らが出席した。

 ◆岩田 稔(いわた・みのる)1983年10月31日、熊本県生まれの大阪府育ち。34歳。大阪桐蔭高から関大を経て、05年ドラフト希望枠で阪神に入団。3年目の08年にプロ初勝利を挙げるなど10勝(10敗)をマーク。09年にはWBCに出場し、世界一を経験。プロ12年間で172試合に登板し、56勝72敗、防御率3.25。179センチ、94キロ。左投左打。

 ◆ゴールデンスピリット賞 日本のプロ野球球団に所属する人の中から、積極的に社会貢献活動を続けている人を表彰する。毎年1回選考委員会(委員名別掲)を開いて、球団推薦と選考委員推薦で選ばれた候補者から1人を選定する。欧米のスポーツ界では社会貢献活動が高く評価され、中でも米大リーグの「ロベルト・クレメンテ賞」が有名で、球界での最高の賞として大リーガーの憧れの的になっている。日本では試合での活躍を基準にした賞がほとんどで、球場外の功績を評価する表彰制度は初めて。いわば「球場外のMVP」。受賞者にはゴールデントロフィー(東京芸術大学名誉教授・絹谷幸二氏作成のブロンズ像)と阿部雄二賞(100万円)が贈られる。また受賞者が指定する団体、施設などに報知新聞社が200万円を寄贈する。

 スポーツ報知HPでは表彰式の模様を動画で公開中。

最終更新:12/11(月) 8:11
スポーツ報知