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MLB移籍の大谷翔平、譲渡金2,000万ドルは安過ぎる?

2017/12/7(木) 12:15配信

投信1

日本ハム大谷翔平のMLB移籍交渉が本格化

北海道日本ハムファイターズの大谷翔平(敬称略、以下同)の米国メジャーリーグ(MLB)移籍交渉が大詰めを迎えようとしています。早ければ来週中、遅くても年内には大谷の新たな活躍の場が決まることでしょう。

いわゆる“二刀流”でプロ野球界のスーパースターとなった大谷に関する説明は省略しますが、日本のプロ野球(NPB)で活躍した後、MLBへの移籍を志す選手は後を絶ちません。やはり、最高峰と言われるMLBで一度はプレーしたいというのがアスリートの本望なのでしょうか。

NPBからMLBへ移籍する方法

さて、NPBに在籍する選手がMLBへ移籍するには、1)自由契約となって交渉する、2)海外FA権を取得して交渉する、3)入札制度(ポスティング)を適用して交渉する、の3つの手段があります。

しかし、1)の自由契約はその多くが“戦力外”となる場合であり、そのような選手にMLBが興味を示すケースは極めて稀です。したがって、事実上は残り2つの方法となります。

このうち、2)の海外FA権を取得するには、1軍選手の通算登録期間が9年必要になります。これは結構高いハードルである上、ようやく海外FA権を取得した時に選手としてのピークを過ぎていることも珍しくありません。そのため、3)のポスティングを活用したい選手が多いのが実情です。

なお、ポスティングを利用するためには、NPBの所属球団の許可が必要です。今回の大谷もこのポスティングを利用した移籍となります。

ポスティングではNPB所属球団に「譲渡金」が支払われる

ポスティングでは、MLBの移籍先球団からNPB所属球団に「譲渡金」が支払われます。これが海外FA権による移籍との大きな違いであり、ポスティングを容認する所属球団(今回なら日本ハム)にも“損得勘定”が働くのではないかと言われているのも事実です。

問題はその譲渡金の金額です。現在は上限が2,000万ドルと定められていますが、2012年までは制限がありませんでした。一番高い譲渡金を入札したMLB球団が優先交渉権を獲得したのです。

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最終更新:2017/12/7(木) 12:50
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