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コンセプトは日本の美、日本発の音楽フェス「FANTASIA」レポート

12/7(木) 15:00配信

bouncy

竹取物語を現代風にアレンジした舞台と音楽フェスが融合した日本初の音楽プロジェクト「FANTASIA」が11月18日幕張メッセで開催された。

竹取物語の世界観がベースの音楽フェス

通常音楽フェスというと、DJが曲をプレイし、若者たちがそれに合わせてひたすら踊るというイメージだが、この「FANTASIA」はひと味違う。

「和風」がコンセプトの世界観の中で、まずお客さんは、入り口で配られるキツネのお面を被って、イベントに参加する。そしてステージには高さ6mもの巨大な櫓(やぐら)が用意され、DJたちはその上でプレイするのだ。

DJとDJの合間には、現代風にアレンジされた「竹取物語」が、BMXやフリースタイルフットボール、男子新体操などのパフォーマーたちによって展開される。物語のベースは、日本最古の物語といわれる「竹取物語」なのだが、かぐや姫を巡る男たちは自分たちのパフォーマンスを見せて、かぐや姫にアピールをしていく。

音楽イベントのテンションを下げないための舞台演出

演出を担当するのは、人気俳優の小栗旬氏の兄の小栗了氏。音楽フェスで舞台を演出するために気をつけたことをうかがってみた。

ーー今回演出で気をつけたことは?
小栗:音楽のイベントだからテンションを落としちゃいけないと思って、そこで思いついたのが、言語を使わないものがいいんじゃないかと。それでパフォーマンスで見せていこうと思い、たくさんのパフォーマーたちを呼びました。

今回一番恐れていたのは、DJのプレイが終わった瞬間さーっとお客さんがいなくなってしまうことでした。だから物語をわかりやすくしようと心がけましたね。

ーー今回の演出の中で、一番苦労した点は何ですか?
小栗:パフォーマーたちはみんなむちゃくちゃ忙しい方たちなので、なかなかあえなくて。昨日のリハで会うのが2回目とか、そういうのも多々あって。でもパフォーマーたちがちゃんとやってくれるのはわかっていたので、そこは彼らにお任せして、自分はつなぎ部分だけちゃんとやりました。昨日はリハーサルをみながら、ちゃんとみなさんがやってくれていて“ありがとう”って思いながら見てました(笑)。

ーー今後、未来のエンターテイメントはどうなると思いますか?
小栗:日本は夜のエンターテイメントがないですよね。ラスベガスだったり、NYやロンドンは夜の9時からブロードウェイなどが始まったりします。日本人はそれに慣れていないし、舞台の見方を知らなかったりします。

世界との差を詰めるには、お客さんを育てるのがいいのかもしれません。本当はサクラを仕込んで、おう!と言わせればみんなやっていいんだって思ってやると思うんです(笑)。

メインステージの隣のホールには20個以上の小部屋が迷路のように設置されており、茶室や書道、竹やぶ、と言った日本の文化を体感できた。されにそこでは竹取物語に関係するキャラクター達に話しかけられるという仕掛けもあった。

またワークショップエリアでは、日本の伝統工芸の職人たちが、つづら籠や錫の杯、ミニ畳を作れるスペース、忍者が手裏剣の投げかたを伝授するコーナー、10キロ以上の甲胄を着て武士の気分を味わえるコーナーなどFANTASIAならではの体験も楽しめた。

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EDMなどのブームにより海外発の音楽フェスが日本で開催されることが近年多くみられる。しかし日本発の音楽フェスが海外で行われ、日本の音楽や日本の文化がもっと広まるきっかけに「FANTASIA」がなるかもしれない。

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最終更新:12/7(木) 15:00
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