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人を追尾して照らすLED照明 ミネベアミツミが投入

12/7(木) 15:43配信

日刊工業新聞電子版

■1台のスマホで最大100台まで同時制御

 ミネベアミツミは追尾タイプの発光ダイオード(LED)照明を2018年1月に市場投入する。無線通信や赤外線センサーなど自社の電子部品を搭載した。人の動きを自動で感知し、遠隔で明るさを調整できる。価格は個別見積もり。ホテルやレストラン向けを想定しており、従来機種を含めて18年度の売上高を16年度の数千万円から50億円に引き上げる。

 新製品はミネベアミツミの照明器具「SALIOT(サリオ)シリーズ」のラインアップに加える。17年1月に統合した旧ミツミ電機のセンサー技術を応用し、追尾機能を搭載した。講演者が壇上で移動する際、センサーが小型マーカーからの赤外線を検知し自動で対象を照らし続ける。

 無線通信機能を搭載したことで、スマートフォンやタブレット端末による遠隔操作が可能。1台のスマホで最大100台まで同時に制御できる。また薄型レンズなどの光学技術とモーターなどを搭載しており、光が広がる角度「配光角」を可変できる特徴も備えた。自社で開発した専用のアプリケーションを利用することで、明るさや配光角などを記憶させることもできる。

 ホテルなどのほか百貨店や美術館に訴求する。すでに従来機種は伊勢丹新宿店(東京都新宿区)や米国のニューヨーク歴史博物館などで採用されている。

 照明器具は明るさや配光角などを変える際、演出内容など用途に合わせて設置場所や照明機材を変えて対応していた。高い場所に取り付けられた照明を人の動きに合わせて調整する場合、脚立や調整棒を用いて手動で行っていたため、作業効率が悪かった。遠隔操作機能と追尾機能の付加により、作業効率の向上や作業コストの削減にもつながる。