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結核は過去の病ではない 慌ててしまった発症者の知らせ

2017/12/7(木) 16:59配信

BuzzFeed Japan

最近、結核の集団感染のニュースをよく聞くなあとは思っていた。沖縄では5人が発病、5人が感染して、1人が死亡と報道。京都市の病院では患者や職員56人が感染し、男性患者2人が死亡しているというニュースもあった。

結核というと美人薄命の小説に出てくる昔の病というイメージがあるが、今もあるのか...。そうぼんやり思っていたところ、つい先日、一緒に仕事をした人が結核を発症したという知らせを受け、医療記者なのにすっかり慌ててしまった。

結核を発症した人に接触したことがわかったらどうしたらいいのか。

結論から言うと、感染したとしても、生涯発症しない人がほとんどだし、発症しない限り人にうつす心配はない。ただし、日本では結核は珍しい病気ではなく、過去の病にはなっていないということもよくわかった。【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

テレビ番組の収録で スタッフが結核発症

連絡は突然、メールで来た。

11月半ばに出演したあるテレビ番組のプロデューサーから、「収録時に参加していた男性スタッフの一人が結核検査を受けて陽性反応が出ました」と送られてきたのだ。

その男性スタッフとは、収録前に10分か15分ほど至近距離で打ち合わせをした記憶がある。体からたばこの煙の匂いが強くして、時折、咳き込んでいたので、「ヘビースモーカーなのだろうな」と感じたのを覚えていた。

メールには、「保健所の指導を待っている。ただ、密閉空間で一定時間一緒に過ごす等の接触がない限り、感染の可能性は極めて低い。結核は二次感染後、発症するのは半年から2年後と言われている」と書かれていた。

これは、後で調べて概ね正しい情報であることが確認できたのだが、メールを見て私はすっかり慌ててしまった。10日ぐらい前からずっとたんがらみの咳が抜けず、「咳が長引くなあ」と思っていたからだ。

(結核、私もうつっていたらどうしよう…)

テレビ収録のために、ほぼ閉鎖空間であるスタジオには4時間ほど滞在したはずだ。仕事柄、抵抗力の落ちた患者さんを取材することもある身なので、感染を広げないためにも、正しい情報を確認しておく必要がある。早速、調べてみた。

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最終更新:2017/12/7(木) 16:59
BuzzFeed Japan

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