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【高校バスケ】WCプレビューvol.03桜花学園(愛知)藤本愛瑚&山本麻衣「毎試合1人30得点!」

12/7(木) 16:00配信

バスケット・カウント

取材・写真=古後登志夫 構成=鈴木健一郎


山本麻衣は名門の桜花学園で1年生から先発ポイントガードを務めてきた天才肌のプレーヤーだ。163cmとガードの中でも一際小柄だが、ボールを持ってドリブルし始めたら、ただ者ではないことが一目で分かる。アンダーカテゴリーの日本代表でも司令塔として活躍しており、高校生プレーヤーとしての経験は頭一つ抜け出している。

[INDEX]ウインターカップ2017プレビュー 出場校インタビュー

藤本愛瑚は177cmのフォワード。父はプロ野球のオリックス・ブレーブスの捕手だった藤本俊彦、母の山内美加(旧姓)はバレーボール選手としてオリンピックに出場、姉は東京医療保健大バスケ部でユニバ代表の藤本愛妃というアスリート一家に生まれ育った。体格を生かした1on1で試合の流れを変えられるエースだ。

ただ、超高校級の2人を擁しても、夏のインターハイは決勝でライバルの岐阜女子に敗れ、国体も出場を逃した。3年生の2人にとってウインターカップは最後の大舞台。自分の代で無冠に終わるわけにはいかないと意気込む2人に話を聞いた。

国体予選で負けて「3年生は引退」の非情宣告

──自分たちの代になってから今までを振り返ってもらえますか。

山本 新人戦で岐阜(岐阜女子)にボロ負けしてから、ちょっとずつ点差を詰めてやってきたんですけど、国体の予選でまたボロボロに負けて。その時から先生に「3年生は引退」と言われたんです。どうにかして自分たちの思いを伝えて、今は練習を頑張っています。

藤本 去年から試合に出ているのは山本だけで、あとは全員が今年から先発で出ています。最初はバラバラだったのが、だんだんまとまってきたんですが、今年の国体は東海で1チームしか出場できず、岐阜に負けました。岐阜は国体に出て、オールジャパンの予選で実業団のチームとも試合をしているので、すごくレベルアップしていると思います。自分たちは大会もあまりないので、モチベーションを落とさないよう意識しながらやっています。

──国体の予選で負けた時には、井上監督は本気で3年生を引退させようとしたんですか?

山本 先生から「やらせない」と言われ、3日か4日は体育館にも入れてもらえませんでした。それで「本当にやばいな」って。3年生で出ていたのが私と藤本ともう一人いて、その3人のせいで負けたんですけど、他の3年生も一緒に責任を取ろうとみんなで話し合って、どうにか先生に伝えられました。ウインターカップでしかリベンジができないので、モチベーションは高いです。

藤本 引退しろと言われて本当に嫌になったんですけど、私にはバスケしかないので。

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