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スマートフォンのチップでWindows PCが動く! バッテリーライフは3倍にも:ASUS「NovaGo」、HP「Envy x2」ハンズオン

12/7(木) 12:20配信

ギズモード・ジャパン

PCの常識が変わるかも!

スマートフォン用プロセッサSnapdragonの開発元・Qualcommから、Snapdragon 835上で動くWindows PCが満を持して発表されました。「Windows on Snapdragon」として発表されたデバイスは、ASUSのNovaGo、そしてHPのEnvy x2です。米GizmodoのSam Rutherford記者がその両方にハンズオンしているので、その使用感などを以下、お伝えします!

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これまでMicrosoftなどは、IntelやAMDといったx86アーキテクチャでないチップでWindowsを動かす方法を検討してきました。具体的には、スマートフォンやタブレットなどで使われているARMベースのチップを使うことで、プラットフォームをモバイルデバイスメーカーにまで開放し、以前より手頃なラップトップを実現できるのではないかと期待されています。

Microsoftの最初の試みは初代SurfaceのWIndows RTでしたが、それは 大失敗に終わり、プラットフォーム全体が沈没するかと思われました。それ以来このトピックはだいたい忘れられていましたが、2016年12月、MicrosoftがQualocmmとのパートナーシップを発表しました。彼らは、Androidスマホと同じSnapdragonで動くWindows 10を、2017年中に公開すると宣言したんです。そしてその発表からほぼ1年経った今、本当にSnapdragonでWindowsが動くコンピュータが発表されました。

Windows on Snapdragonって何?

Windows on Snapdragonは短く言うと、x86じゃなくARMで、いつものWindows 10を動かせるってことです。ってそもそもx86とかARMとか何かっていうと長い話になりますが、これらはコンピュータのアーキテクチャ(設計)の種類のことで、今までパソコンはx86ベース、スマートフォンとかタブレットはARMベース、という住み分けがあったと理解していただければよいかと思います。

初めてWindowsパソコンに搭載されるARMチップはQualcommのSnapdragon 835で、Galaxy S8やPixel 2、OnePlus 5に搭載されているのと同じものです。Qualcommの人いわく、Windows on Snapdragonのテスト中にはまだ次世代チップの開発途中だったので、そのときには互換性が完全には確認できていなかったそうです。

違うアーキテクチャをサポートするなんて大したことなさそうに思えるかもしれませんが、これによってWindows 10が使えるデバイスの裾野が広がって、今までWindowsと縁がなかったチップメーカー、ラップトップメーカーがWindows 10デバイスを作れるようになります。すると長期的には競争が進んで、Windowsコンピュータの価格が下がることにもつながります。それだけでも良い話っぽいですが、メリットはこれだけじゃありません。

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