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シクラメン、10年経っても「僕ら三流だ」笑顔で踏み出す新たな冒険

12/7(木) 17:31配信

MusicVoice

 結成10周年を迎えた3MC+1トラックメイカーのシクラメンが11月29日に、移籍第一弾アルバム『SHIKURAMEN』をリリース。メンバーはDEppa、肉だんご、桃紅茶、電球の4人組。今年は4月にベストアルバム『スルメBEST』をリリースし、33公演を廻った全国ツアーも開催。さらに9月にはエステーのドライペットのCMに楽曲とともに自身たちも出演するなど精力的に活動。新たな一歩となるグループ名を冠したアルバムを完成させた。この10年を振り返ってもらうとともに、CDの盤を手に取ってもらいたいと強く願う思いや、10年経った今でも僕らは三流だと話す4人に話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=片山 拓】

インタビューカット

三流残留決定です(笑)

――みなさんは蒲田出身なんですよね。

DEppa 僕と肉だんごと桃紅茶は蒲田です。電球は東京の外れの出身なので全員ではないんですけど(笑)。

――そうでしたか。蒲田は有名なミュージシャンの方は多い街なのでしょうか。

DEppa 僕らの近くでいうとDef TechのMicroさんとか、あと、蒲田の隣の大森には鈴木雅之さんや桑野正博さんが出身ですね。そんなに多くはないかもしれません。あと、大田区にはSEKAI NO OWARIがいますよね。割と中学が近かった。

――でも凄い人たちばかりですね! そして、今や蒲田を代表するシクラメンも今年は結成10周年というアニバーサリーな年な訳ですが、改めてこの10年を振り返るといかがですか。

DEppa 言ってみれば電球くんと出会って10年ですね。それまでは僕と肉だんごと桃紅茶の3人で遊び感覚でやっていた感じなんです。電球くんと出会って本格的に活動するようになって、1人1人ファンが増えていって、本当に10年も続けてこれるとは思っていなかったです。でも、僕らが頑張ったから続けてこられたわけではなく、繋がってくれた人だったり、支えてくれるファンだったり、関係者の方々がいて10年続けてこれたと思っています。感謝と人と人との繋がりしかないなと感じています。

――電球さんありきで始まった感覚もありますね。

DEppa 本当にそうです。電球くんがいない時代はブラック・アイド・ピーズのインストを流してラップをやってましたから(笑)。でもだんだんファンが増えてくるとやっぱりオリジナルじゃないとやっていけないと思って。そこで電球くんを紹介してもらってインディーズでCDを出したりして、きちんとした活動が始まっていきましたから。

――キーマンとなった電球さんのこの10年間はいかがでしょうか。

電球 キーマンですね(笑)。僕もサラリーマンをやりながら、いろんな方にトラックを提供したりという活動をしていて、シクラメンの活動と同時にサラリーマンを辞めたました。第2の人生と言ったら大げさかもしれないですけど、リスタートを切った感覚はありました。もうサラリーマン時代よりもシクラメンの活動の方が長いので、大人になってからの全てが今ここにあります。考えてみるとこれh凄いことです。

桃紅茶 僕はもともと夢もなくて、「どうしようかな」と考えていた20歳ぐらいの時に、DEppaが「音楽を一緒にやらないか?」と誘ってくれました。そこから、こんなに素敵で濃密な10年が待っていたんだなと思うと感慨深いです。でも僕はこの10年間は長いようですごく短く感じています。

――桃紅茶さんは誘われてすぐに500人ぐらいの観客の前で歌わされたと聞きました。

DEppa そうそう、Def TechのMicroさんも出ていたイベントに参加してもらって。

桃紅茶 そうなんです。もともとシクラメンのファンだった自分が、いきなりそんな大舞台で。もうライブ中は下しか見てませんでしたから(笑)。

肉だんご シンデレラストーリーだよね(笑)。僕はもう山あり谷ありだったんですけど、この4人で乗り越えてきたというところが一番大きいです。3人でやっているときは学芸会の延長で、電球が入って真剣に活動するようになって、そこからの10年はあっという間でしたね。「波に乗らなきゃ」という必死な感じで気づいたら10年経っていたという感覚です。

――個人的に気になっていたのですが、メジャーデビューした当時、僕らは3流だというお話をされていたのですが、現在はいかがですか。

肉だんご 今でも三流ですね(笑)。そこはまだ変わらないです。

DEppa 年数はきっと関係ないんです。やっぱり一流を知っているからこそ、そう思ってしまいます。周りにいる先輩方、例えばゆずさんとか超一流なので、比べてしまうと僕らはどんなに背伸びをしても三流なんです。10年活動してきた今でもそう思います。

 場所で表してしまうとライブハウスをメインで活動しているのは三流で、ホールツアーが二流、アリーナーツアーが出来るようになったら一流かなと。もちろんライブハウスの良さもあるので、単純に規模で表した場合ですけど、そんな感覚があります。

 やっぱり一度ドームクラスを経験した人と喋ると人柄が違いますから。一流のオーラと余裕を感じます。でも、僕らはこのフレッシュな感じのまま超一流を目指しています。地元の兄ちゃん感が溢れているのに、「実は昨日ドームでした」みたいな感じです(笑)。

肉だんご とりあえず、10年経っても三流残留決定です(笑)。

――おそらく見据えている高さが高いんですよね。

DEppa 僕らはもともとアリーナクラスを簡単に回れちゃうようなアーティストを目指しているので、なかなか昇格はないですね。一個一個の目標をクリアーして「ヨシ!」という感覚はありますけど。

電球 一流の人たちもまだまだ自分が行けるという向上心を持って、活動しているのが伝わってきますから。

肉だんご 保守的な人なんかいないよね。

DEppa 一流の方たちには少し休んでもらいたいよね(笑)。同じ発売日にならなければちょっと上に行けるかもしれないし。みなさん僕らの何十倍も攻めていますから、本当に凄いですよ。

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最終更新:12/7(木) 17:31
MusicVoice