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クラシコの結果次第では補強を急ぐレアル・マドリード、そのターゲットは?

2017/12/7(木) 22:29配信

ムンドデポルティーボ日本語公式

 チーム補強に向けて情報収集を続けるレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長。ムンドデポルティーボが報じたように、シーズン終了後には大規模な補強を行う“銀河系の夏“がやってくるだろう。

それぞれの国王杯で露見したバルサとマドリードの大きな違い

 今シーズンのマドリードは開幕から不安定なままで、思うような結果を残すことができていない。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルの不振はペレスに絶望感を与え、また開幕前にアルバロ・モラタやマリアノ・ディアスを放出したことも後悔させている。

 この状況に痺れを切らしたペレスは、本来2018年6月に予定していたフォワードの獲得を1月に前倒しするかもしれない。12月23日にサンティアゴ・ベルナベウで行われるクラシコで、ジネディーヌ・ジダン率いるチームがどのように戦うか。それがひとつの指針になるようだ。

 仮にホームでバルサに敗れるようなことがあれば、ペレスは選手獲得に向けた動きを加速させるだろう。クラシコを落とした瞬間、マドリディスタから補強を望む声が上がるのは明らかだ。ペレスはすぐにジズーの同意を得るに違いない。
 
 マドリードの第一目標はハリー・ケインだ。ただ、かつてベイルやモドリッチを放出したトッテナムだが、現在は容易に選手を手放すクラブではない。また今シーズンのスパーズは、プレミアリーグで上位チームに大きく水をあけられており、チャンピオンズで少しでも勝ち上がることを目標にしている。このような状況でケインを獲得するのは至難の業だ。マドリードはクリスティアン・エリクセンやデレ・アリにも注目しているようだが、彼らの獲得も現実的ではない。

 マドリードが掲げている第二目標はインテルのマウロ・イカルディ。バルサのカンテラーノだが、2013年からネラッズーリでプレーしている。今ではセリエAのスター選手のひとりだ。イカルディ獲得で都合がいい点は、今シーズンのチャンピオンズにも登録できることだろう。しかし、このアルゼンチン代表も、インテルにとって重要な選手であることに変わりはない。

 ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤンについては、強化部の一部がその獲得に納得していないことが問題だ。ただ、マドリードとドルトムントの友好的な関係を考えると、交渉が円滑に進む可能性は否定できない。

 クリスティアーノ・ロナウドを9番と考えるジダンが欲しいのは、チェルシーのエデン・アザールだといわれている。しかし、このベルギー代表を獲得した場合、マルコ・アセンシオの成長を妨げる可能性があり、オーバメヤンと同じくクラブ内でも意見が分かれている。
 
 昨シーズン、メッシとゴールデンシューを争ったバス・ドストのような選手も忘れてはいけない。このスポルティングCPのオランダ人アタッカーには、ペレスが好むような“華やかさ“こそないものの、レアル・マドリードで効果的に活躍してくれる可能性はある。

 現在のチーム事情を優先させて冬にフォワードを獲得する場合、ペレスがお気に入りのロベルト・レヴァンドフスキは諦めなければいけない。このバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表は、“銀河系の夏“で獲得を目指す選手のひとりだ。一方、自らレアル・マドリードにサインを出す選手もいる。ナポリのロレンツォ・インシーニェ、トリノのアンドレア・ベロッティ、ミランのアンドレ・シウバ、いずれもセリエAの選手だ。

 マドリードの強化部は未来の9番探しも進めている。ライプツィヒのティモ・ヴェルナーとアヤックスのカスパー・ドルベルグ。いずれも21歳の若者だ。しかし、ペレスは即戦力を求めているため、彼らが獲得目標リストに上がるのはもう少し先の話になるだろう。

執筆者:Francesc Aguilar

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