ここから本文です

高齢者に花を...23年間、匿名で寄付 福島・飯坂で女性に感謝状

12/7(木) 12:40配信

福島民友新聞

 1人暮らしのお年寄りに花を届けてほしい。福島市社会福祉協議会飯坂協議会(斎藤一哉会長)は5日、23年にわたり匿名で寄付を続ける女性への感謝状を福島市飯坂支所に掲げ、功績をたたえた。
 寄付が始まったのは1994(平成6)年2月。「町内一主婦」を名乗る差出人から「花の大好きな1人暮らしの主婦です。夫を亡くし一人になり、他人から受ける親切のありがたみをしみじみ感じました。1人暮らしの老人宅に花を一輪でも届けられたらと思い同封しました」との手紙が届き、現金5千円が添えられていたという。
 その後も寄付は続き、現在に至るまで、季節の花の話題や近況を伝える手紙とともに、毎月5千円が寄せられている。
 女性の思いに応えるため、同協議会は今月から、飯坂地区の高齢者に花を届ける慰問事業を始めた。女性の寄付金を活用した事業は2006年に続き6回目。協議会員や民生児童委員らが来年1月末までに75歳以上の1人暮らし宅を訪れ、一輪花か鉢植え花を贈る。
 斎藤会長と渡辺俊寿支所長は事業の一環として、感謝状を支所入り口付近の壁に掲示した。斎藤会長は「長年の善意に敬意を表したい。感謝状や報道を通じて私たちの気持ちが女性に届いてくれれば」と期待を込めた。

福島民友新聞

最終更新:12/7(木) 12:40
福島民友新聞