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林家木久扇「1000円くれた」染之助さんとの秘話

12/7(木) 8:14配信

日刊スポーツ

 傘の上でまりや升を回す曲芸で知られる海老一染之助さん(本名・村井正親=むらい・まさちか)が6日午前11時31分、肺炎のため東京・杉並区の自宅で死去した。83歳だった。兄の故染太郎さんとのコンビで活躍。正月の演芸番組などでお茶の間の人気者にもなった。染太郎さんが02年に死去してからは、1人で舞台に立っていた。

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 日本テレビ系「笑点」での共演など、染之助さんと親交が深かった林家木久扇(80)が6日、日刊スポーツの取材に「しばらくお会いしていなくて、近況は分からないのですが、お元気なのかなと思っていました」と悼んだ。

 昭和30年代後半、海老一染之助・染太郎の高座の前座として出演していた頃からの付き合いだった。「当時、染之助さんが足袋を忘れた時があって、偶然自分とサイズが同じでお貸ししたことがあった。出演料が250円の時代に『キクちゃん、これで何か食べな』と1000円くれた。いつもニコニコしていて、スケールの大きい人だったなあ」。

 芸道を歩む者として、学ぶことも多かった。「曲芸でスターになったのは、染之助さんが初めてだったのでは。『おめでとうございま~す』を、商売としてはやらせたのは、すごい。言葉って、やっぱり大事なんだと思わせてくれました」と感謝した。

最終更新:12/7(木) 8:22
日刊スポーツ