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新球種も検討する鷹ベテラン五十嵐、理想と現実の狭間で揺れる胸中

2017/12/7(木) 9:39配信

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来季プロ21年目も衰えない向上心、第一線で活躍する原動力

 長く一線級で活躍するためには、尽きることのない向上心が必要だと感じさせられる。今季プロ20年目を終えたソフトバンクの五十嵐亮太投手のことだ。12月1日、主力選手の先陣を切って契約更改交渉に臨んだ右腕は、1000万円増の推定3億6000万円で来季の契約を更改した。2015年オフに2年契約を結び、付帯していた自動更新オプションの条件を2年間でクリア。自動的に1000万増で1年の契約更新となった。

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 21年目のシーズンに向けて新たな契約を結び、「若い子たちと競争するつもりですけど、そこを追い求め過ぎても柔軟に対応できなくなりそうで。柔軟に対応できるようにしたい。この年なので1年1年が勝負になってくる。そこは意識せざるを得ないですよね」と語った。

 1997年ドラフト2位で敬愛学園高からヤクルトに入団した五十嵐。米MLB挑戦を経て、2013年にソフトバンクに入団。来季はプロ21年目を迎える。今季は46試合に投げて6勝0敗11ホールド0セーブ、防御率1.73。シーズン序盤から中盤にかけて中継ぎながら勝ち運に恵まれて白星を量産。左太もも裏肉離れで途中離脱したものの、38歳、20年目のシーズンとしては上々の成績を残した。

 主力として活躍を続けている五十嵐。衰えぬ向上心、探求心が、今でも150キロに迫るストレートを投げる肉体を支えている。昨季オフは38歳にして、メキシコのウインターリーグに挑戦。プロ入りから今季までに登板した754試合全てが中継ぎ登板にも関わらず、加入した球団側の“勘違い”によって先発まで経験し、それすらもポジティブに捉えた。

改めて感じた走り込みの重要性「ランニングの量をこなせるというのは大事」

 今シーズン終了後も、通常ベテランは参加を免除される秋季キャンプに志願して参加。さらに主力選手たちよりも早く宮崎に入り、体をいじめることを望んだ。このオフは優勝旅行が終わっても、そのままハワイに滞在。キャンプ直前まで常夏の島で、体を動かし続けることを選んだ。

 年齢も30代後半となり「年々体が変化していることを気付かされる。去年もそうですし、今年もちょっと怪我をしてしまいがちになっている。体重のコントロールだったり、オーバーワークが一番問題なんですけど、練習量踏まえてどれくらいがちょうどいいのか探りながらやっていかなければならない」という。その中で、改めて気付かされたことが走り込みの重要性だ。

「ここ数年の傾向として、走る量よりウエートトレーニングの量が圧倒的に多くなってきていた。工藤監督とも話したんですけど、ランニングの量をこなせるというのは大事なんじゃないかと。走る方をメインに考えながら、トレーニングをやっていきたい」

 今オフの自主トレは、ここ数年のトレーニング方法を見直し、走り込みの量を徹底的に増やすことにした。

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最終更新:2017/12/7(木) 9:39
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