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心を通した「写実の美」 一水会金沢展開幕

2017/12/7(木) 1:32配信

北國新聞社

 第79回一水会金沢展(一水会、北國新聞社主催)は6日、金沢21世紀美術館で始まり、洋画187点が公開された。一水会は写実主義を掲げる一方、近年は作家の精神性が感じられる作品を重視しており、作家の心を通して描かれた風景画や人物画が来場者を魅了した。

 一水会の小川游(ゆう)代表の「峠の春・知床」をはじめとする中央基本作品と受賞作、地元作家による意欲作が展示された。

 久保田辰男運営委員の「久遠」は牛の親子がモチーフで、温かな家族愛を伝えた。石川県一水会出品者協会長も務める山本勇運営委員(小松市)の「白雨(はくう)」は、岩山を高さ30メートル以上にわたって切り開いて寺院を建立した人間の力の偉大さを示した。陸揚げされた船の傷みから、時間の流れを感じさせる作品もあった。

 金沢東急ホテルで祝賀会が開かれ、北國新聞社が設ける「北水賞」に選ばれた東川三樹男さん(能美市)と村上美也子さん(金沢市)がたたえられた。

 展示は10日までで、入場料は800円。

北國新聞社

最終更新:2017/12/7(木) 1:32
北國新聞社