ここから本文です

大ヒット曲ない老舗バンド、大奮闘-大物ポップスターもかなわず

12/7(木) 7:52配信

Bloomberg

米国のヒットチャートでナンバーワンになったことのない1980年代初めに結成されたバンドが、世界のどの大物ポップスターよりも多くのコンサートチケットを売り上げている。

英国出身のデペッシュ・モードは今年1-9月、127万枚のチケットを売った。現代のミュージックシーンでは傑出した売り上げで、デペッシュ・モードにとっても最も成功したツアーとなった。エド・シーランやジャスティン・ビーバー、ブルーノ・マーズといったずっと若いポップスターもかなわない。

デペッシュ・モードは10月、ロサンゼルスのハリウッドボウルで公演。ビートルズやルチアーノ・パヴァロッティといった音楽界の超大物を迎えてきたロサンゼルスのこの屋外コンサート会場で、初めて4回連続でチケットを完売させた。今は今年2回目の欧州ツアーに向かっており、2018年は中南米で公演する。アルバムセールスのピークが20年以上前だったバンドにとっては悪くない。

デペッシュ・モードのギタリスト、マーティン・ゴア(56)は「いつもツアーに出て演奏している。観客が増えており、バンドのキャリアを考えると全く信じ難い」と言う。

オールドロッカーズ

北米コンサート業界の規模は昨年、73億ドル(約8200億円)。デペッシュ・モードのような経歴を重ねたバンドやシンガーが、コンサート売上高の大きな部分を占めた。16年に最も成功した音楽フェスティバルは「デザート・トリップ」。カリフォルニア州コーチェラバレーにローリング・ストーンズやボブ・ディランら大物が集まった。調査会社ポールスターによれば、17年最高のツアーはガンズ・アンド・ローゼズとU2。いずれのバンドもベストセラーアルバムは30年ほど前だ。

デリー・ラミン・モラザデーさんは1984年、ロサンゼルスのラジオ局KROQから流れてくる「ピープル・アー・ピープル」を聴いて母親にターワーレコードに連れてってくれるよう頼んだ。デペッシュ・モードの新譜を買うためだ。14歳の時だった。以来、デペッシュ・モードのライブに30回以上足を運んでいる。直近のツアーだけでも7公演に駆け付け、チケット代やその他の商品に今年2000ドル以上を費やしたとモラザデーさんは推計している。

1/2ページ

最終更新:12/7(木) 7:52
Bloomberg