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鳥獣害防止、有効策は 松野で研修会

2017/12/7(木) 11:16配信

愛媛新聞ONLINE

 愛媛県宇和島圏域の自治体関係者や森林組合、農協などでつくる宇和島地区鳥獣害防止対策推進協議会の研修会が5日、松野町松丸の町山村開発町民センターなどであり、約40人が鳥獣害の現状や対策などについて考えた。
 研修会では愛媛大大学院農学研究科の武山絵美教授(農村計画学)が「シカ・イノシシの生態と地域で取り組む被害防止対策」と題し講演。2015年の県内の野生鳥獣による農作物被害は約4億3600万円で、うち南予が6割と説明した。
 シカやイノシシの生態や行動の特徴についても説明。南予で1970年代から確認されているシカは、一度に1頭しか出産しないことなどから、個体数を減らすには捕獲が有効とした。
 一方でイノシシは3~7頭出産するなど繁殖力があり、学習能力も高いことから「箱わな」などが必ずしも有効とはいえないと指摘。今後の対応として「柵は個人ではなく地域全体など広い範囲で設置し、管理しておく必要がある」とした。
 野生鳥獣の侵入をセンサーでとらえ通知するシステムを運用している地域や、獣肉加工施設「森の息吹工房」の見学もあった。

愛媛新聞社

最終更新:2017/12/7(木) 11:16
愛媛新聞ONLINE