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<皇室>節目の日も国民と 両陛下、働く障害者と交流

12/8(金) 11:41配信

毎日新聞

 天皇陛下の退位日を定める政令が閣議決定した8日午前、陛下は皇后さまとともに公務に臨まれた。「障害者週間」(12月3~9日)にあわせ、毎年この時期に福祉関連の施設などを訪ねており、今回は障害者が働く三越伊勢丹ソレイユ(東京都新宿区)を訪問。ギフト用の包装に使うリボンの製作作業などを見学し、社員たちと交流した。2019年4月30日の退位の日まで、国民に寄り添う姿勢は変わりなく過ごしていく。【山田奈緒】

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 同社は三越伊勢丹ホールディングスの関連会社で、約80人の知的障害者や身体障害者が働いている。百貨店の販売員が使うギフト用の袋の製作などをしており、天皇、皇后両陛下は、同社の四王天(しおうでん)正邦社長の案内で社員の作業の様子を見学した。カラフルな細いリボンをカールさせ、繊細な飾りに仕上げていく過程に、熱心に見入っていた。両陛下は二手に分かれて作業の様子を見て回った。陛下は「ここでの仕事には慣れましたか。よくできましたね」などと声をかけ、皇后さまはリボンを手にして「きれいにできましたね」と笑顔で話していた。

 案内を終えた四王天社長は記者団に「社員の仕事ぶりをとても丁寧に見ていただいたのが印象的だった」と話した。

 両陛下は皇太子ご夫妻時代から、行事出席のための地方訪問の機会を利用するなどし、福祉の現場に足を運んできた。障害者週間にちなんだ施設などの訪問も恒例にしている。福祉を支える人々らと幅広く交流したいという意向があるといい、リハビリ施設や通所施設などのほか、2015年には競技用車いすの製造会社を訪ねた。

最終更新:12/8(金) 13:09
毎日新聞