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<富岡八幡刺殺>弟と不和、周囲に漏らす 住民ら衝撃

12/8(金) 12:28配信

毎日新聞

 「まさか深川の八幡様でこんなことが起きるなんて」--。7日夜に東京・富岡八幡宮で起きた殺傷事件。宮司の富岡長子さん(58)と元宮司で弟の茂永容疑者(56)の不仲は周辺で知られていたというが、氏子や付近の住人は事件に大きな衝撃を受けている。

【動画】事件のあった富岡八幡宮周辺

 「自分の素行が悪いと言っている姉が許せない」。今年7月ごろに、茂永容疑者から電話を受けたという50代の氏子は、茂永容疑者が泣きながら富岡さんの悪口を言っていたのを覚えている。「終始、情緒が不安定な様子だった」と振り返る。

 富岡八幡宮では、かつては茂永容疑者が宮司を務めていたが、金銭トラブルなどで退任。再び宮司を務めた父親が数年前に亡くなってからは富岡さんが取り仕切っていた。

 氏子の男性(70)によると、茂永容疑者は宮司を辞めさせられたことに不満を抱えていたといい、姉弟は以前から不仲だった。富岡さんの元には茂永容疑者から嫌がらせの手紙や電話がたびたびあった。富岡さんは、茂永容疑者に仕送りを続けていたというが、一方で周囲に悩みを漏らしていたという。

 別の氏子の男性によると、富岡さんは境内にスロープを設置するなど、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて改修に力を入れていた。「行事の多い年末年始を控えてどうすればいいのか」と肩を落としていた。【山本佳孝、五十嵐朋子】

最終更新:12/8(金) 14:03
毎日新聞