ここから本文です

独輸出、10月は前月比-0.4% 予想外のマイナス

12/8(金) 17:22配信

ロイター

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が8日発表した10月の貿易統計(季節調整済み)は、輸出が予想に反して減少した。一方、輸入は予想以上に増加した。

国内需要が好調なことが浮き彫りとなった。ドイツ経済は雇用・実質賃金の改善、インフレ抑制、超低金利を背景に、消費主導で拡大している。今年は2%以上の経済成長が予想されている。

10月の輸出は、前月比0.4%減少。輸入は同1.8%増加した。ロイターがまとめた市場予想は、輸出が1.0%増、輸入が1.1%増だった。

INGのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「ドイツ産業は夏の初め以降、多少浮き沈みが激しくなっている」と指摘。予想を下回った後は、力強く回復するという流れが続いているとの見方を示した。

「月間統計には、休暇や天候要因といったノイズがあるが、基調は明らかに上向きだ。今年は輸出が再び成長の重要なけん引役となっている」という。

内訳(調整前)では、欧州連合(EU)諸国からの輸入が10.1%急増。非EU諸国からの輸入は4.8%増加した。

貿易収支は199億ユーロの黒字で、黒字額は上方改定された9月の219億ユーロから縮小した。市場予想は218億ユーロの黒字だった。

経常収支(調整前)は、181億ユーロの黒字。上方改定された9月の258億ユーロの黒字を下回った。

前日発表された10月の独鉱工業生産指数は、予想外に低下した。エコノミストは、祝日があったことから、連休をとる労働者が多かったことが主因だと指摘している。

ブルゼスキ氏は、第4・四半期の経済成長率が鈍化する可能性があるとの見方を示した。

*内容を追加しました。

最終更新:12/9(土) 13:59
ロイター