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横田真一の冬ゴルフ必勝メニュー

12/8(金) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【私の食卓/ザ・ミュージアム】 アスリート、芸能人らの知られざる食生活に迫る「私の食卓」の第2回は、男子ゴルフでツアー通算2勝のベテラン、横田真一(45)=ELPA。実は順大大学院医学研究科の修士課程を2015年に修了し、医学的見地もゴルフに取り入れている“学究派”でもある。忘年ゴルフコンペシーズン真っ盛りの中、横田が理想とする勝負メニューを参考にすれば、あなたもベストスコア更新間違いなし! (取材構成・稲垣博昭)

 時は忘年会シーズン。ゴルフプレーの機会が増える季節だ。技術はもちろん大事だが、「食事からもスコアメークできる」と横田。40歳を過ぎて順大大学院に入り、『プロゴルファーの自律神経とパフォーマンスの関係』を卒論のテーマにした学者肌の元選手会長は、食についても徹底的に研究している。

 「冬場は体を温めることが大切。バランスよく、消化のいいものを食べます」

 11月30日からの「ファイナルQT」(茨城・セントラルGC)に出場した横田に記者が密着。ラウンド終了まで何を食べたかをチェックした。まずはプレー前夜の夕食だ。

 【夕食】遠征のため宿泊先に近く、サラリーマンも使う居酒屋「大ちゃん」(千葉・成田市)に入った。「前日から体を冷やさないようにする」と豚肉や野菜、豆腐などが入ったしょうが鍋をオーダー。他には、EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含み「血液をサラサラにする効果がある」青魚の刺し身やあん肝を頼んだ。外食では塩分が多くなるため、山芋やわかめの酢の物で「高血圧などを抑制するカリウムを摂取する」。

 【朝食】午前10時2分スタートの横田は、クラブハウスの食堂で朝食。サラダ、フルーツ、鮭、納豆、煮物、ご飯、みそ汁。一日6時間以上も動くゴルフには栄養が必要だ。鮭はビタミン群が豊富。トマトは血糖値を下げ免疫力を高めるリコピンが豊富で、皮に多く含まれるため「プチトマトにして皮も食べます」。

 早いスタート時間の場合はコンビニなどで朝食を購入することもある。エネルギー補給としては「バナナは最強です」。アミノ酸が豊富で集中力を高め、ビタミンCでストレス軽減の効果もある。おにぎりは加熱しない。加熱すると腸内環境を整える働きをするデンプン質が破壊されてしまうからだ。

 【昼食】日本のゴルフスタイルは昼食を挟むのが一般的。一方、トーナメントでプロは昼食をとらない。食べ過ぎると眠気を誘うなど後半のプレーに差し支える危険性もあるので、「なるべく控えめに」。

 【プレー中】それでもおなかは空く。栄養補給には、持ち運びに便利なドライフルーツや落花生が最適だ。疲れを感じてきたらチョコレートやあめなど甘いものや、クエン酸ジュースを適度に。過剰摂取は逆に疲れやすくなるので要注意。

 絶対に必要なのが水分補給だ。「プレッシャーがかかる予選会では毎ホール、水分を補給しています」。緊張と乾燥でのどが渇くため、少量ずつ飲むようにしたい。チョコに含まれるカカオにはアルファ波を出して集中を高める効果があり、大事なパットの前に食べることもあるのだとか。

 “横田式メニュー”で、食事から好スコアにつなげよう。

★横田 真一(よこた・しんいち)

 1972(昭和47)年2月6日生まれ、45歳。東京都出身。8歳でゴルフを始める。茨城・水城高から専大を経て94年プロ転向。97年「全日空オープン」と2010年「キヤノンオープン」でツアー2勝。選手会長を05年から2年間務め、現在は日本ゴルフツアー機構(JGTO)理事と選手会副会長を兼務。東京・広尾にゴルフレッスンスタジオ「横田ベース」を開設。1メートル68、71キロ。家族は妻でタレントの穴井夕子(43)と1男1女。