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長谷井宏紀監督、「ブランカとギター弾き」で新藤兼人賞金賞を受賞

12/8(金) 13:51配信

サンケイスポーツ

 今年度最も優れた新人映画監督に贈られる「第22回新藤兼人賞2017」の授賞式が8日、東京・一ツ橋の如水会館で行われ、金賞を受賞した長谷井宏紀監督(42)と銀賞の石川慶監督(40)が出席した。

 日本映画製作者協会(東京・赤坂、新藤次郎代表理事)が主催する映画賞で、プロデューサーのみの審査によって贈られる日本唯一の新人監督賞。今年度対象となった181本の中から金賞に選ばれた映画「ブランカとギター弾き」の長谷井監督は、「この賞をいただけて胸が熱くなりました。皆さんに応援されているんだなという愛を感じます。いまルーマニアで映画を作る動きがあるんですが、これからは日本でも作っていきたい。もし一緒に仕事をしてやってもいいぞ、と思って頂ける方がこの中にいるとうれしいです」とにこやかに呼びかけ笑いを誘った。

 フィリピンの孤児の女の子と盲目のギター弾きを「歌」という視点で描いた同作は、ベネチア映画祭の全面支援を受けた外国籍映画のため同賞の対象とすることに議論があったというが、「素晴らしい作品を応援するのがプロデューサーの務め」という同賞の趣旨から最終的に授賞が決まった。

 また、俳優、妻夫木聡(36)の主演映画「愚行録」で銀賞を受賞した石川監督は「素晴らしいスタッフ、キャストに支えられて何とか作り上げた。その喜びを分かち合えたら」と笑顔を見せた。石川監督はポーランド国立映画大学で演出を学んだ国際派。同校では新藤兼人監督作品の人気が高かったことを明かし、「同じ日本人として誇りを持ちました。その新藤監督の名前を冠した賞をいただきましてありがとうございました」と感激の面持ちだった。