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日本全薬工業(郡山)知事賞 第3回ふくしま産業賞

12/8(金) 9:39配信

福島民報

 福島県内の優れたものづくりや先進的な取り組みを展開する企業、団体、個人を顕彰する福島民報社の第3回ふくしま経済・産業・ものづくり賞(ふくしま産業賞)の受賞企業・団体が決まった。最高賞の知事賞に日本全薬工業(郡山市、高野恵一社長)が輝いた。福島民報社賞に林精器製造(須賀川市、林明博社長)と向山製作所(大玉村、織田金也社長)、福島民報社奨励賞に中屋伝左衛門鋸(なかやでんざえもんのこぎり)こうば(会津若松市、五十嵐征一代表)とトラスト企画(いわき市、宮野悦甫社長)が選考された。金賞2、銀賞7、特別賞26の計40社・団体が選ばれた。

 3回目の今回は過去最多となる109件の応募があった。福島大地域創造支援センター客員教授の西川和明氏を座長とする専門委員会で入賞企業・団体を絞り込み、最終審査の選考委員会で旭化成相談役の蛭田史郎氏(いわき市出身)を選考委員長とする選考委員6人が各賞を決めた。
 知事賞の日本全薬工業は動物用医薬品の研究・開発から製造、販売まで一貫したシステムの確立や世界初となる新薬開発などで、国内外から高い評価を受けている。福島民報社賞の林精器製造は東日本大震災で被災した工場を再建し、金属の精密加工技術を生かし医療機器分野に参入している。向山製作所は電子部品メーカーでありながら異業種の手作り生キャラメル製造・販売に挑戦し海外にも積極的に発信している。
 福島民報社奨励賞の中屋伝左衛門鋸こうばは会津藩の重要産業として築かれた鍛冶文化を守り続け、トラスト企画は津波被災地で栽培したケナフを使った新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を使った製品づくりが注目されている。
 福島民報社は産業やものづくりの振興を通して地域の活力を高めようと、2015(平成27)年度にふくしま産業賞を創設した。過疎や少子高齢化、都市部への人口偏在など地方が抱える課題解決と、県内の復興につなげる狙い。地域に根差した個人の営みから上場企業までを対象にしており、過去2回で受賞した企業・団体が連携事業を展開するなど大きな広がりを見せている。

福島民報社

最終更新:12/8(金) 12:23
福島民報