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アガリクス国内市場回復へ、海外からも引き合い ー機能性表示届出企業もー

12/8(金) 11:46配信

健康産業新聞

免疫賦活やQOL改善、抗疲労などをテーマに根強い人気を見せるアガリクス。関連サプリメントの売上はここ数年増加傾向にあり、国内はもとより海外からの引き合いも強いという。なかには過去最高出荷を記録するメーカーや、原料供給でもトン単位の動きが出るなど、活気が出てきている。また直近では、機能性表示食品制度への届け出を済ませたメーカーもあり、受理されればアガリクスへの注目度が一層上がるとみられている。アガリクスショックによる市場縮小以降、苦戦を強いられてきた各社だが、信頼回復に努めた地道な努力が奏功している。

セルフディフェンスを目的に利用拡大 海外からも熱視線

アガリクス(ヒメマツタケ)は、プロポリスやメシマコブなどと並び、生体応答調節物質として免疫療法に利用される代表的素材として認知されてきたが、近年では健康寿命の延伸を目的に日々の健康管理や疾病の予防、未病対策として利用する新たなユーザーが増加している。なかでも免疫力や自然治癒力を高めたいという需要が高く、こうした背景からアガリクスに注目が集まっているという。

腸内フローラとの関連性など新たな研究も 機能性表示の誕生に期待

健康食品・美容関連商品メーカーのS.S.Iは今月、福岡で開催された第21回バイオ治療法研究会学術集会で、「アガリクスを投与した健常人の腸内フローラへの影響について」と題し、研究成果を発表した。研究は、健常人の男女3 人にアガリクス抽出液(50ml×2)を2 週間摂取させ、摂取前後で腸内フローラの解析を行ったもの。解析項目は、バランス調整菌(有用菌)数、バランス攪乱菌数、多様性(菌種数と均等性)で、50代女性では摂取後、肥満防止に関連する菌種の比率が増加し、40代男性では、バランス調整菌が増加し、バランス攪乱菌が減少したという。また、東栄新薬でも先月末、東京薬科大学と共同でKA21菌による抗インフルエンザウイルスに関する研究成果を発表。今後もエビデンスの構築に注力するという。こうした機能性研究の実績を背景に、現在アガリクスを用いた製品で機能性表示食品制度の届け出を実施しており、受理されればアガリクスの新たな需要が創出されるとして、業界からも高い関心を集めている。

最終更新:12/8(金) 15:40
健康産業新聞