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松下信治、スーパーフォーミュラで”2度目”のテストを完了「入口には立つことができた」

2017/12/8(金) 7:49配信

motorsport.com 日本版

 今季FIA F2に参戦し、ランキング6位となった松下信治。その松下が鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同テスト・ルーキードライバーテストに参加した。

スーパーフォーミュラ合同テスト・ルーキードライバーテスト:フォトギャラリー

 松下は2日間にわたってDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの41号車を駆り、出走30人中総合10番手タイムを記録した。

「入り口には立てたと思います。ただ、最後に少しミスをしたんで、その辺りが少し課題ですね。冬なのでなんとも言えませんが、クルマはすごく良いですし」

 そう松下がスーパーフォーミュラのマシンに乗るのは2014年以来のこと。その印象について、彼は次のように語った。

「ダウンフォースとタイヤのグリップ力がF2に比べて高いので、そこは自分のドライビングでアジャストしなければいけない部分が多かったです。初日はチームメイト(野尻智紀)が速かったので、そのデータを見て今日(2日目)試すことができたのは良かったです」

「2014年の時はF3の直後に乗ったので、キャラクターが似ていて、すぐに乗ることができました。でも今回に関しては、F2と比べると大きく違ったので、過去に乗った時のドライビングを思い出すようにして乗りました」

 タイヤの特性も大きく違うと松下は語る。

「ピレリタイヤは、同時に複数の動きを受け入れてくれないんです。例えばハンドルを切っている時にはブレーキできないし、ブレーキをしている時はハンドルが切れないという感じなんです。でもこの(ヨコハマ)タイヤは同時にやることができる。むしろ同時にやることこそがキーなのかなと思うんです。そこは大きく違います」

「タイヤの”もち”も違いました。ソフトタイヤで走った感じが、F2のハードタイヤに似ているかなという感じです。F2のソフトタイヤとかスーパーソフトタイヤは、デグラデーションがもっとすごい。なので、今回のデグラデーションは、自分が予想しているモノより小さかったという印象です」

 今回のテストは、非常に低い気温の中行われた。そのため、タイヤを作動温度まで暖めるのに苦労したようだ。初日に松下は、ピットアウトした直後の1コーナー手前でスピンし、赤旗の原因になっている。

「ウォームアップには気をつけなきゃいけないと思いました。初日には痛い目に遭ったので……」

「新品タイヤでコースに出て行ったんですけど、4速に上げたところで、その衝撃で回ってしまいました。その時はアクセルも少しアグレッシブすぎましたし。2日目は慎重に行ったのでよかったですけどね」

 松下はこの2日間、タイムを意識しすぎることがないように務めたと語る。

「ドライバーなんで、一番速く走りたいという想いはあります。だから、ラップタイムは当然意識します。でも、タイムを意識しすぎると、ダメなところが直せなくなるんですよ」

「そう考えて、2日目の午後までは(ラップタイムを)意識しないと心がけてやっていました。タイムが遅いとハッピーじゃないのはもちろんですが、なるべく、最後は良い形で終われれば良いなと思っていました」

 しかし結果的に松下は、チームメイトの野尻のタイムにコンマ2秒及ばなかった。

「チームメイトは僕より速かった。それはドライビングの差だと思うので、そこはハッピーじゃないですね」

 松下は今シーズンまで、GP2~F2で3年間戦った。来季についてはまだ未発表ながら、スーパーフォーミュラに参戦することが有力視されている。松下曰く「来年については、まだ分からないです」とのことだが、果たして?

田中健一

最終更新:2017/12/8(金) 7:49
motorsport.com 日本版