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うそ電話詐欺未然防止 山口県山陽小野田市の銀行で訓練

2017/12/8(金) 13:58配信

宇部日報

窓口での応対など確認

 うそ電話詐欺での被害を防ぐ対応訓練が7日、山口県山陽小野田市の西京銀行日の出支店で開かれた。窓口で高額の現金を引き出そうとする高齢者に対し、行員が利用目的の確認や警察への通報といった一連の対応を体験。山陽小野田金融防犯協力会の会員も見学に訪れ、顧客の預金を守る「最後のとりで」の対応を再確認した。

 息子をかたる男から「株で損をした。会社のお金なので助けてほしい」との電話を受けた高齢女性が銀行を訪れ、窓口で高額の引き出しを求めたという想定。対応した行員は利用目的を聞き、うそ電話詐欺の手口を紹介するなどして出金を引き留めた。高齢女性役を務めた山陽小野田警察署の女性署員は「早くしてほしい」などと出金を急がせたが、行員は「息子さんの声に間違いなかったですか」などと何度も確認し、承諾を得た上で警察に通報した。

 同署生活安全課の古城智士係長は「本人は詐欺ではないと思っているので説得が難しい面もあるが、今回のように利用目的を聞き、詐欺の手口を紹介することが被害防止につながる」とアドバイスした。同署によると、今年は11月末現在でうそ電話詐欺による被害が市内で2件発生している。還付金詐欺とオレオレ詐欺で、被害額は合わせて約1050万円。近年、認知件数は増えているが、被害額は減少傾向にあるという。

最終更新:2017/12/8(金) 13:58
宇部日報