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川崎Fの初戴冠をレジェンドのジュニーニョが祝福 「特別なおめでとうを送りたい」

12/8(金) 11:30配信

VICTORY

今シーズンのJ1リーグを制し、悲願のリーグ戦初優勝を成し遂げた川崎フロンターレ。そのクラブ史の中で、最も印象に残る活躍を見せた外国籍選手といえば、ブラジル人ストライカーのFWジュニーニョだろう。9シーズンに渡って川崎Fに在籍し、通算335試合に出場214ゴールを重ねたストライカーに、初のタイトルを勝ち取ったチームにメッセージをもらった。(文=藤原清美)

この感動を一緒に味わい、祝いたかった

2003年から2011年の9年間、川崎フロンターレでプレーしたFWジュニーニョ。今は現役を引退し、故郷であるブラジル北東部の街サウバドールで暮らす彼に、チームのJ1初優勝の感想を聞くために電話すると、すでに感動で大泣きした後だと話し始めた。インターネットで、優勝した試合のビデオや写真も、いろいろ見たのだという。

「すごく感動したよ。サポーターの歓喜を見て。ケンゴ(中村憲剛)がひざまずいて泣いているのを見て。優勝はこれほど感動的なものなんだと、あらためて強く感じたんだ。この感動を一緒に味わいたかったな。一緒に祝いたかった。ブラジルは遠いよね。せめて、こうしてインタビューを通して、おめでとうを伝えることができるのを、幸せに思うよ」

2003年、ジュニーニョがフロンターレに加入した時、クラブはまだJ2に属していた。そこで、初年度は得点ランキング2位。2年目には得点王となる37ゴールを決め、J1昇格に大きく貢献した。

その後、2007年にはJ1でも得点王。J1とJ2の両方で得点王を達成したのは、Jリーグ史でも、エメルソンに続く2人目だった。

ジュニーニョが所属していた当時、2006年、2008年、2009年の3度に渡り、2位までは経験している。ちなみに、Jリーグカップも2度、準優勝した。

ジュニーニョは振り返る。

「なぜ優勝できなかったのかなぁ。優勝を前にして、チーム全体が重さを感じ過ぎたのかな。今でも何が足りなかったのか、説明できない。フロンターレはいつでも良いプレーをしていて、これに勝てば、というところまでいって、勝てなかった。
3度の2位のうち、最後の2009年は、今年と似ているんだ。鹿島とフロンターレの間で、優勝が争われていた。僕らの方が、もう優勝トロフィーに手をかけたも同然のようなところまできていたんだ。
柏レイソルと戦って、勝てば優勝だったのに、0-0に終わった。その時、鹿島は浦和戦。そこでゴールを決めて、僕らのタイトルをさらっていった。僕らは必死に求めた1点を決められず、一方の鹿島がゴールを決めて、優勝してしまった(※1)」

最後の最後に優勝を逃す。その歴史に終止符を打ってくれたかつての仲間達に、ジュニーニョは、「感謝」と「幸せ」の二言を繰り返しながら、思い出を語る。

※1)編集部注:2009シーズンの最終節を控えた川崎Fは2位。最終節の柏戦には3-2で勝利したものの、首位を走っていた鹿島も勝利したため、2位でシーズンを終えることとなった。

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最終更新:12/13(水) 15:30
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