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あわまんじゅう、浅草に初出店へ 小池菓子舗「会津の元気発信」

12/8(金) 12:50配信

福島民友新聞

 あわまんじゅうの老舗が東京進出―。福島県柳津町の小池菓子舗は15日、東京・浅草の複合ビル「まるごとにっぽん」に浅草店をオープンする。外国人観光客も含め連日大勢の人でにぎわう浅草で素朴なあわまんじゅうや会津、本県の魅力を発信し、浅草駅から会津田島駅を結ぶ東武鉄道の新型特急「リバティ会津」を利用した会津への誘客にもつなげる。社長の小池一成さん(36)は「会津を代表して情報を発信していきたい」と意気込んでいる。
 「風評被害に見舞われた会津の観光を元気づけたい」。浅草への出店は、会津を思う小池さんの熱意から実現した。観光が基幹産業の一つでもある地元・柳津では、東京電力福島第1原発事故の影響で観光客数が落ち込んだ。「柳津から会津の元気を発信したい」。そんな思いを抱く中、交流のある同業者から「一緒に東京でやろう」と誘われたことがきっかけとなった。
 浅草店は13階建ての複合ビル「まるごとにっぽん」のうち、全国各地の郷土料理や特産品などを販売する1階の「にっぽん食市場」に構える。名物のあわまんじゅうのほか、ぜんざいなど5種類ほどの商品を販売予定。「作りたての味を楽しんでほしい」と飲食ができるイートインスペースも設け、できたてのまんじゅうを提供する。当面は現地採用の従業員ら4人で切り盛りする方針だ。
 小池菓子舗が会津以外で常設店舗を設けるのは今回が初めて。ただ、首都圏などでは百貨店での営業を長年続けており、常連客の獲得にもつながっていることから、常設での出店も可能と判断した。
 4月には「リバティ会津」の運行が始まった。小池さんは、首都圏での会津への玄関口となる浅草に出店することで、情報発信と会津への誘客の相乗効果が期待できると考えている。小池さんは「2020年には東京五輪も控える。出店を通して会津への集客に貢献したい」と力を込める。
 まるごとにっぽんは、2015(平成27)年12月開業。阪急阪神東宝グループの系列会社が経営する。1~4階が食品や生活用品、食堂などのフロア、5~13階にホテルが入る。つくばエクスプレス「浅草駅」からも東に約50メートルで、近くに浅草寺や東京スカイツリーなどの人気観光施設も多く、立地条件も恵まれている。
 小池菓子舗が入る「にっぽん食市場」の営業時間は午前10時~午後8時。

福島民友新聞

最終更新:12/8(金) 12:50
福島民友新聞