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普天間基地から300メートル・・・保育園に約10センチの筒落下 米軍ヘリ部品か

2017/12/8(金) 7:20配信

沖縄タイムス

 7日午前10時20分ごろ、沖縄県宜野湾市野嵩の普天間バプテスト教会付属緑ヶ丘保育園で、園舎の屋根に米軍機のものとみられる部品が落下した。園児らにけがはなかった。部品には「REMOVE BEFORE FLIGHT」(飛行前に外せ)など英語表記の赤色のラベルが張られている。県警は米軍ヘリの計器のカバーとみて米軍に機体の特定を求めた。県内では今年10月、普天間飛行場所属の米軍ヘリCH53が東村の牧草地で炎上した。県民の命を脅かす相次ぐ事故に、批判が高まるのは必至だ。

【写真】保育園に落下した円筒。「FLIGHT REMOVE」との表記がある

 宜野湾署によると、落下したのは円筒で高さ約9・5センチ、直径約7・5センチ、厚さ約8ミリ。プラスチック製とみられ重さ約213グラム。

 同保育園は、米軍普天間飛行場の野嵩ゲートから東側約300メートルの住宅地にあり、落下当時61人の園児と職員11人がいた。神谷武宏園長は「園庭では子どもたちが遊んでいた。一歩間違えれば大変なことになった」と恐怖を語った。沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は同日午後4時半すぎに同園を訪れ、神谷園長から事故当時の様子を聞きながら現場を視察した。神谷園長から普天間飛行場の運用停止を求められ「われわれの方から正直、(停止は)申し上げられない」と話した。

 在沖米海兵隊は本紙に「保育園の屋上で物体が見つかったとの報告は受けている」と回答したが、米軍機の部品かは言及しなかった。この報告を深刻に受け止めているとし、地元の関係機関の捜査に協力しているとした。

 防衛省関係者によると、普天間飛行場で実施している離着陸調査で、午前10時15分ごろに野嵩向けにCH53E大型輸送ヘリが離陸したのが確認されたという。沖縄防衛局が米軍に確認を求めたが、7日は回答がなかった。

 小野寺五典防衛大臣は、米軍機から落下した可能性について詳細な報告がなく「断定できない」とした上で、「外形的には(米軍機の部品に)見えるなと思っている」と述べた。

 現場を訪れた佐喜真淳宜野湾市長は「心配していたことが街中の保育園で起こったことは極めて遺憾で許し難い」と語気を強めた。

最終更新:2017/12/8(金) 7:30
沖縄タイムス