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小松の石切り場跡、雪室に活用 金大附属高生が提案

12/8(金) 2:11配信

北國新聞社

 日本遺産「小松の石文化」を生かした起業プランを金大附属高生徒が考え、日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリで、ベスト100に選ばれた。石切り場跡を農産物などを貯蔵する雪室として活用し、余った石材の加工販売を提案している。地元小松市は生徒のプランを歓迎し、市内産地などに周知し、まちづくり推進に役立てる。

 ビジネスプラン・グランプリは地域活性化、環境問題といった課題の解決や、生活をより良くする新サービスなど未来を切り開くアイデアを求める。自由な発想、創造力を生かしたプランを全国の高校生から公募し、5回目の今年は385校から過去最多の3247件の応募があった。

 金大附属高1年の前田啓登さん、深谷野乃さん、塚本征良さん、高木さつきさんは地域課題を研究する授業で、小松の石文化について学んだ。全国的にも例のない石に光を当てた観光誘客や、移住につながるビジネスプランを立案しようと思い立った。

 4人はとりわけ滝ケ原町の石切り場で産出される滝ケ原石に着目した。プランでは雨や霜に強く、加工しやすい特徴を生かし、切り出しの際に出る端材を、敷石などに使う9センチ角の「ピンコロ石」に加工してインターネット販売することを計画した。

 滝ケ原町には、藩政期から昭和20年代まで使われた西山石切り場跡があることから、場内に運び込んだ雪で小松産の野菜や日本酒などを貯蔵することも提案した。具体的な収支計画も盛り込んでいる。

 4人は19日に学校で開かれる発表会でプランを披露する。来年3月までにさらに内容に磨きを掛けて計画書としてまとめ、取材で世話になった市や市内の石材業者、食品会社、茶店などに贈る。

 ベスト100入りしたプランは日本政策金融公庫のホームページなどで紹介されている。市の担当者は「石文化のPRになり、ありがたい。プランは市内で石に関わる人たちに伝え、参考にしてもらいたい」と話した。

 県内では同じく金大附属高の「酒峰 コマツ 白山が恵む水で作られたお酒で小松市を豊かに!」、金沢商高の「八百屋~下克上の巻~」もベスト100に入った。

北國新聞社

最終更新:12/8(金) 3:20
北國新聞社