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アリババとフォードが提携--自動車業界で新たな機会を探る

12/8(金) 11:20配信

CNET Japan

 阿里巴巴集団(アリババグループ)は、同社のクラウドおよびオンライン小売技術を利用して自動車業界における新たな機会を探るため、Ford Motorと提携した。

 この提携により、両社が協力して自動車業界に新サービスを導入できる分野を、中国をはじめとする国際市場で探る。

 現地時間12月7日に発表された声明によると、Fordは、OS開発の「AliOS」、クラウドサービスの「Alibaba Cloud」、デジタルマーケティングシステム「Alimama」、小売プラットフォーム「天猫(Tモール)」というアリババの4つの事業部門と協力するという。両社は、モビリティサービス、人工知能(AI)、デジタルマーケティングなど、さまざまな重点分野で協業する。

 手始めに、先行販売や試乗、ローンのオプションなど、自動車所有のサイクル全体を通じて新たな小売りの機会を評価する試験的調査を実施する。流通戦略やクラウドの接続性、オンライン小売マーケティングのほか、インフォテインメントサービスを「再定義」するのが狙いだ。

地下鉄の券売機を音声コマンド対応に

 Fordとの提携とは別に、アリババは上海申通地鉄集団有限公司と提携し、上海の地下鉄駅にある発券機にファーフィールド音声コマンド機能を実装すると発表した。さまざまな技術を導入して乗客の輸送管理をさらに最適化し、快適に通勤通学できるようにする計画もある。

 この構想により、乗客が音声で地下鉄駅の発券機に目的地を伝え、発券機が最善のルートを推奨することが可能になる。切符代は「Alipay」で支払える。

 たとえば、乗客が発券機に「東方明珠電視塔(上海タワー)に行きたい」と告げると、東方明珠電視塔の最寄りの地下鉄駅が示される。発券システムは、乗客が発券機に近づくと自動的に起動する。

 ここで使われるファーフィールド音声認識システムは、地下鉄駅のような混雑した公共の場でノイズの干渉を低減し、指示を正確に解釈すると謳われている。

 インテリジェント音声認識担当ディレクターであるYan Zhijie氏は、信号処理技術とコンピュータビジョン技術を統合してこれを実現し、音源を特定できると説明した。乗客は、「2メートル離れたところからでも」、発券機を作動させるのに特別な言葉を用いる必要がないという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:12/8(金) 15:40
CNET Japan