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優雅に「はげる」方法とは?

2017/12/10(日) 9:00配信

The Telegraph

【記者:Richard Jones】
 われわれ男性にとってかけがえのないものがいくつかある。パートナーや子ども、おそらくオートバイも。そして決して外せないのが、髪の毛。失い始めるまで考えもしないが、抜け始めると、一気にリストのトップに躍り出る。

 英王室のヘンリー王子(Prince Harry)が先週、米女優のメーガン・マークル(Meghan Markle)さんとの婚約を発表した際、2人は絵に描いたように華やかで仲むつまじいカップルに見えた。しかしソーシャルメディア上では、ヘンリー王子の頭頂部が明らかに薄くなっているとして、兄のウィリアム英王子(Prince William)と同じ道をたどりそうだと指摘する人々もいた。

 メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)の調査によると、男性型脱毛症は、30歳未満の白人男性のおよそ30%にみられる。薄毛の男性が多い国の世界ランキングでは、英国は5番目だった。(薄毛の英国人男性は全体の39.23%)

 抜け毛に関する相談サイト「Spexhair.com」を運営するスペンサー・スティーブンソン(Spencer Stevenson)氏は、抜け毛を「隠れた疫病」と呼ぶ。「髪の毛が抜けてしまうまでは、何とも言えない精神的苦痛です」と同氏は話す。

 解決策の一つに、(ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も使用している)フィナステリド(Finasteride)がある。脱毛の進行を遅らせるのに非常に効果的な唯一の治療薬だ。しかしこれには副作用もあり、英医薬品・医療製品規制庁(Medicines & Healthcare products Regulatory Agency)はこれまでに、同薬剤を使用した男性らにうつ症状がみられたとする複数の報告を受けている。

 しかしながら、抜け毛との闘いは、まったくの的外れである可能性もある。

 毛が抜けていくのは優美なプロセスではないかもしれないが、自然の摂理に逆らう行為は物事を悪化させる恐れもある。例えばトランプ氏のように、頭頂部をサイドの髪の毛で隠す巧妙な(あるいは巧妙でない)やり方を思い浮かべて欲しい。こうした方法よりもはるかに適切でより洗練されているのは、外見に変化が生じたら、それをそのまま受け入れることだ。

 男性の身だしなみ専門店「マードック(Murdock)」コベントガーデン(Covent Garden)支店の理容師、ダニエル・グラス(Daniel Glass)さんは、頭頂部が薄くなり始めた場合の解決策として、まずはトップを刈り込みサイドをそれよりやや短めにするスポーツ刈り、あるいは全体を刈り上げる丸刈りを提案している。

 新しいヘアスタイルには1年かけて移行することを推奨しており、徐々に頭髪の長さを短くして行くと良いという。

 またグラスさんは、「頭髪をそってしまうと、ひげが似合うようになります」と話し、鼻の下にひげを生やせば、人々の視線を頭頂部からそらしてくれるとも語った。

 無精ひげはそり上げた頭部をソフトに見せてくれる他、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督のようにも見せてくれる。新しい髪型に慣れたら次の段階に進み、かみそりを使って頭部を完全にそり上げる。(もちろん理髪店で。キッチンのシンクを脳みそまみれにしたくないだろう)

 重要なのは、1人ではないということに気付くこと。男性の中で差がつく唯一の点は、優雅に薄毛を受け入れるか、あるいはそれを気にしてじたばたしながら老後を送るかのどちらかだ。【翻訳編集】AFPBB News

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「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:2017/12/10(日) 9:00
The Telegraph

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